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【川崎】競馬専門紙記者の重賞予想(12/13 全日本2歳優駿[JpnI])

川崎 重賞

2017年12月12日レース予想

「ルヴァンスレーヴの素質に期待」

今年から全日本2歳優駿競走が、日本馬を対象としたケンタッキーダービー出走馬選定ポイントシリーズ「JAPAN ROAD TO THE KENTUCKY DERBY」の1競走に新たに選定され、これにより全日本2歳優駿競走の上位馬が、ケンタッキーダービーへ出走できる可能性が出てきた。それが影響したのかどうかは分からないが、今年は特に中央馬が粒揃い。

新馬戦、500万特別と連勝中のルヴァンスレーヴは、その2連勝の内容が圧巻。特に前走はほぼ馬なりで抜け出して、それでレコード勝ちなのだから文句なし。経験が浅くスタートに不安は残るが、まだまだ本気で走っていない感じで、ケンタッキーダービー出走も実現できそうな馬と思われる。

相手はドンフォルティス。こちらは新馬戦こそ3着に敗れたが、その後未勝利戦から3連勝で北海道2歳優駿を制した。全く環境の違う競馬場での3連勝で、その精神面のタフさが窺える。初コースは気にしないし、前走でナイター競馬を経験したのは大きい。この馬も少しスタートに不安はあるが、早目に動ける器用さがあり勝負になる。

浦和記念など重賞8勝のプリエミネンスを祖母に持つのがハヤブサマカオー。新馬戦は持ったままの楽勝で、2戦目も逃げ切り。兵庫ジュニグランプリでは直線詰め寄られたが、そこからが渋太かった。好枠を引き当てただけに、逃げ切りも十分考えられる。

ビッグスモーキーは新馬戦でルヴァンスレーヴに敗れたが、経験を積む毎にレースを覚え、前走500万特別をレコード勝ち。母は米国で重賞勝ちがあり、半姉のワイルドフラッパーはエンプレス杯など重賞3勝という良血馬だ。

ダークリパルサーは半兄にGⅠ9勝のエスポワールシチーを持つ良血で、新馬、500万特別と連勝中。派手な勝ちっぷりではないが、なかなかの勝負根性の持ち主で、前走は直線前が詰まり、外に持ち出してからの差し切り勝ち。相手なりに走れるタイプで大崩れは少ないと思われる。

地方馬の筆頭はソイカウボーイ。前走の兵庫ジュニアグランプでは2番人気には応えられず3着に敗れたが、門別から園田までの長距離輸送を克服してのもので評価できる。

南関東ではリコーワルサーか。鎌倉記念は7番人気での勝利だったが、あの強引な競馬で楽勝するあたり素質は高い。コース経験があるのは強味だ。

他にもハイセイコー記念を制したハセノパイロ、栄冠賞やサンライズCで2着があるハッピーグリンも出走と地方馬のレベルも高い。

 

◎ ルヴァンスレーヴ

○ ドンフォルティス

▲ ハヤブサマカオー

△ ビッグスモーキー

△ ダークリパルサー

△ ソイカウボーイ

△ リコーワルサー

(勝馬 山形宗久)

 

 

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