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【浦和】競馬専門紙記者の重賞予想(3/21 桜花賞)

浦和

2018年03月20日レース予想

「JRAから来た大物?プロミストリープ!」 


 南関東牝馬クラシックの1冠目は、地方交流の「桜花賞」。エーデルワイス賞、東京2歳優駿牝馬の1~2着馬グラヴィオーラ、ストロングハート。トライアルのユングフラウ賞でその2頭を下したエターナルモール。ローレル賞に勝ったゴールドパテック。そしてJRAから転入初戦のプロミストリープなど、今年も有力馬が揃った。

 

 注目はプロミストリープ。JRA2戦2勝で大井に移籍。今回が移籍初戦となる。ダート1400mの新馬戦は後続に9馬身差を付ける圧勝で、同日の500万より1秒1速く、1600万の神無月ステークスとは0.9秒差の好タイム。放牧を挟み1月の京都では僅差ではあったが出遅れを克服しての勝利。牡馬も含め、これまで南関東のクラシックを狙って移籍してきた馬との比較でも、トップクラスの素質を持っている。


 トライアルのユングフラウ賞を快勝した大井のエターナルモールは、61秒7のハイペースで逃げ切り、実績馬を一蹴した。タイム的にも歴代2位の好タイムで、浦和コースも2戦2勝と相性がいい。今回1600mだけに7枠8番は微妙だが、迷いのない逃げで勝機を掴みたい。


 グラヴィオーラはエーデルワイス賞2着、東京2歳優駿牝馬1着、ユングフラウ賞2着と軸馬向きの安定感。前走は初コースに戸惑ったか。1度経験し、距離延長は好材料。馬体が回復してくれば巻き返しは十分可能だ。


 ストロングハートはJpn3のエーデルワイス賞に勝ち、ローレル賞3着、東京2歳優駿牝馬2着、ユングフラウ賞3着と、エーデルワイス賞以降勝ち切れない。1600mも【0-2-1-0】で堅実ではあるが勝ち星がない点、距離に対する疑念もある。成長度合いがカギになるが、まず減った馬体が戻れば。


 ゴールドパテックはユングフラウ賞4着だが、1600mに距離延長は、血統的にもこの馬にはプラスだろう。浦和コース向きかは疑問もあるが、末脚生きる展開になれば。


 シングンレガシイは今回初の左回りがどうかも、全成績【3-2-0-2】の着外はいずれも準重賞、重賞の4着で、高いレベルで安定した走りを見せている。兄に重賞2勝のロイヤルボス。


 ハタノサンドリヨンはユングフラウ賞では出遅れて7着も、ソエで放牧明けの影響もあったか。ローレル賞は後方から追い上げて2着。展開次第だが、叩かれて上積みあればチャンスも。 


◎プロミストリープ
○エターナルモール
▲グラヴィオーラ
△ストロングハート
△ゴールドパテック
△シングンレガシイ
△ハタノサンドリヨン

(日刊競馬 小山内完友)

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