ウマプラ

【大井】競馬専門紙記者の重賞予想(9/19 東京記念)

大井

2018年09月18日レース予想

『実績上位ストロングサウザー』

 

 先週の3歳限定、戸塚記念に続いて今年からSⅠに昇格した古馬の東京記念。リッカルド、ヒガシウィルウィンこそ不在だが、フルゲート16頭で地方競馬を代表するステイヤーが顔を揃えた。見逃せない一戦になる。

 

 岩手のストロングサウザーは2016年の佐賀記念とマーキュリーカップ。ダートグレード競走2勝の実績馬。移籍緒戦の前走を勝って、その後はここ目標の感じがあり、定量戦で56kで戦えるのも魅力。また、初コースを気にするタイプではなく、馬場の広い大井も間違いなく合っているはず。力通りなら地方馬同士では一枚上の存在。

 

 ホッカイドウ競馬のステージインパクトは昨年の道営記念の覇者。門別からの遠征で地震の影響がどうかだが、調整は順調にされていて大きなマイナスはない様子。父ヴァーミリアン、母の父エリシオという長距離血統。これまで8戦6勝2着1回3着1回という得意の渋った馬場になるようなら、相手強化のここでも狙い目十分。

 

 名古屋のカツゲキキトキトは2年連続の当レースへの出走。昨年はサブノクロヒョウの大駆けに遭って2着に敗れたが、1年を経て確実にパワーアップしており、ここ照準に好仕上がり。念願の南関東初重賞制覇を狙う。

 

 ウマノジョーはスタートしてすぐにコーナーの大井2400mでは非常に不利な大外枠になったが、長距離戦には抜群の適性。休み明けの前走をひと叩きして着実に上向いており、引き続き御神本騎手が鞍上。軽くは扱えない。

 

 シュテルングランツはトライアルを見事な逃げ切り。単騎で行ければ粘り強く、的場文騎手との相性も抜群。クラージュドールとキングニミッツは2月の2600mの金盃1、3着馬。ともに長距離に適性があり、展開ひとつ。

 

◎ ストロングサウザー

○ ステージインパクト

▲ カツゲキキトキト

△ ウマノジョー

△ シュテルングランツ

△ クラージュドール

△ キングニミッツ

 

(ケイバブック 木村 悟)

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