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【大井】競馬専門紙記者の重賞予想(10/11 レディスプレリュード[JpnII])

大井

2018年10月10日レース予想

「連覇で復活 クイーンマンボ」


 昨年の勝ち馬クイーンマンボは1分53秒1。2着ホワイトフーガに8馬身の差を付け圧勝した。しかし、確勝と思われたJBCレディスクラシックを直前ざ石により回避すると、以降、マリーンカップ、平安ステークス、そして前走ブリーダーズゴールドカップを2、2、3着と勝ち星から遠ざかっているが、内容的には牡馬相手の平安ステークス2着など、悪くはない。ダート1800mは3戦3勝。今回は叩き2戦目と理想の条件。すんなり連覇を決めて京都へ。


 昨年の3着馬アンジュデジールは、今年エンプレス杯、マリーンカップと連勝している。特にマリーンカップでは57キロを背負いクイーンマンボ以下を下している。急仕上げだった前走のエルムステークは、牡馬相手に0.8秒差5着なら上々。前々で競馬出来れば逆転も十分可能で、課題はスタートだけ。すんなり流れに乗れれば隙のないレースをみせる。


 プリンシアコメータは昨年のJBCレディスクラシック2着馬。直線での不利が痛かった。以降ダートグレード競走の牝馬路線を歩み、クイーン賞1着、エンプレス杯とブリーダーズゴールドカップで2着。軽快な先行力が持ち味で、前走はクイーンマンボに先着してる。クイーン賞の勝ちタイム1分51秒8も優秀。今回の鞍上は“マジックマン”モレイラ騎手。


 リエノテソーロは前走のスパーキングレディーカップで、全日本2歳優駿以来となる勝利。早熟の評価は覆されたが、大井コース、1800mと初物の今回をどうこなすか。折り合いに不安ないが、最後底力の勝負になってからがカギ。Jpn1馬の底力に期待したい。


 ワンミリオンスは初のダートグレード競走挑戦となった昨年のTCK女王盃に勝ち、勢いそのままに続くエンプレス杯も快勝。しかし、以降6戦勝ち星なし。終い良い脚を使うが、このところスタートでの出遅れが響いている。昨年のTCK女王盃を制し、JBCレディスクラシック4着の大井1800mで変わり身あるはず。


 ラインハートはJBCレディスクラシック、クイーン賞、TCK女王盃でいずれも3着と、ここ一番で健闘。特にJBCレディスクラシックでは上がり最速の38秒4。ここも同じ1800mだけに中団でじっくりためて、末脚勝負。

 


◎クイーンマンボ
○アンジュデジール
▲プリンシアコメータ
△リエノテソーロ
△ワンミリオンス

△ラインハート 


(日刊競馬 小山内完友)

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