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【川崎】競馬専門紙記者の重賞予想(11/27 ローレル賞)

川崎 重賞

2018年11月26日レース予想

 まず取り上げたいのはアークヴィグラス。新馬V後は5着が2度続いたが、4戦目からは重賞3連勝で、前走のエーデルワイス賞で中央勢を撃破した点は高く評価できる。今回は川崎に移籍して初戦となるが、稽古を見ても左回りに不安は感じず、血統から距離もこなせるはず。実績を素直に尊重なら同馬が中心となるか。

 


 道営から参戦予定の3頭は何れもアークヴィグラスに敗れているが、それは短距離戦でのもので、1600メートルなら話が違ってくる。



 グレイアンジェラは新馬で2秒千切る圧巻の勝ちっぷり。前走のブロッサムカップでは1700メートルで好走と距離延びていいことを証明した。再び吉原騎手が手綱を取ることにも注目できるし、自在に捌ける点は強味だ。



 スティールティアラも新馬では2秒4差で圧巻の内容。素質は前述アークヴィグラスよりも評価されていたほどだし、3走前のフローラルカップでは1600メートルでも2着と距離の長短は問わないタイプ。前走は離された2着だったが、これは11秒台で勝った相手を褒めるべきで、内容的には十分走っている。

 


パレスラブリーは金沢に遠征して金沢プリンセスカップを制した前走は大きな自信になったはず。再び遠征で調整の難しさがあるのは事実だが、一戦毎に力をつけているのは間違いなく、前走の経験も十分に生かせるはずだ。



 浦和のホウショウレイルは初戦が3秒、2戦目が2秒1、3戦目が2秒9と何れも後続を全く問題にしない圧勝劇を続けている。決して相手が弱かったわけではなく、時計的にも評価できるもので大物感が漂う。例年は完成度の高さで道営デビュー組が有利だが、かなりの可能性を秘める同馬がアッサリ勝つシーンも十分にありそうだ。



 その他では休養後の2戦左回りでこのレースを目標にしてきた感があるグランモナハート。休み明けを一叩きされて地元に戻るケイエスアッキ。デビューから堅実駆けで前走Vのダバイダバイ。新馬快勝ファイヤーアラーム。2戦目から4着が続いているが、相手なりに走っているマーチャンスルーといった辺りが展開次第で台頭しそう。


(勝馬 小栗 啓裕)

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