平成最後の全日本2歳優駿。来年のクラシックに直結する好メンバーが川崎マイルに勢揃い。
2歳ダート戦線の頂上決戦に今年も地方、JRAの素質馬が勢揃い。例年になくハイレベルの争いになったが、注目は東京コースのマイルで連勝を飾ったメイクハッピー。新馬戦は序盤を34秒8の猛ラップで入って結果は1秒6差の圧勝。2戦目のカトレア賞は番手から抜け出して余裕のV2。レース上がりともシッカリしており、これから距離が延びても融通の利くタイプ。無傷の3連勝に期待だ。
地方側にも駒が揃ったが、船橋のミューチャリーは無傷の3連勝。手綱を取る御神本騎手の信頼は高く、レース巧者ぶりを発揮。鎌倉記念では古馬OP並みの1分33秒6をマークしており、高速決着にも十分対応可能。馬体を増やしてイレ込みがなければ好勝負に持ち込める。
JRAのガルヴィハーラは中山、東京コースを連勝して参戦。今のところスタートは安定しないが、好位に取り付いてからは終いの脚はシッカリ。均整の取れた好馬体はひと際目を引くし、川崎のマイルはイメージに合う。
札幌の新馬戦で4着に敗れた後、未勝利、五百万、兵庫ジュニアグランプリまで3連勝したデルマルーヴル。今回はルメール騎手から手が離れてM・デムーロ騎手とのコンビで参戦。長目の距離を経験しており逆転があれば同馬だろう。
この他ではJRAのノーヴァレンダ。同馬は新馬戦が競走中止の後に連勝発進。何れも一方的な勝利を収めているし、500キロを越す巨漢馬で今後の伸びシロは十分。北海道2歳優駿の1、2着馬ウィンターフェル、イグナシオドーロもレベルの高い場所でモマれいるだけに、食い込む力は十分持っている。
◎メイクハッピー
○ミューチャリー
▲ガルヴィハーラ
△デルマルーヴル
△ノーヴァレンダ
△ウィンターフェル
△イグナシオドーロ
ケイシュウNEWS 田島 啓行