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【大井】競馬専門紙記者の重賞予想(10/16 マイルグランプリ)

大井 重賞

2019年10月15日レース予想

 中心になるのはノンコノユメ。ジャパンダートダービーとフェブラリーステークスを制した実績は断然だし、移籍後も走りは安定している。前走の日本テレビ盃は離された3着だったが、これは流れが向かなかっただけ。帝王賞では0秒2差の3着、今回と同舞台のサンタアニタトロフィーでは斤量を背負いながらも着差以上に強い内容だった。南関同士なら巻き返し濃厚だろう。

 

 今回が転入初戦になるグレンツェントだが、レパードステークスと東海ステークスを制しており実績は十分。大井で行われたJBCクラシック5着、川崎記念4着から地方のダートにも対応しているし、1600メートルも全く問題はない。大井に移籍してもうひと花を咲かせる可能性は十分で走りに注目。

 

 一時状態を落としていたリッカルドだが、移籍初戦から重賞4連勝を決めた実力馬。前走で久々の勝利を挙げて本調子に近い状態だし、距離も現状では1600メートルがベストに思える。昨年は1番人気に推されながら4着だっただけに、今年は雪辱を期す一戦。

 

 ベンテンコゾウは休み明けになるが、間隔が開いても力は出せるタイプ。これまで地方の重賞9勝、前走の京成盃グランドマイラーズは逃げながら上がり最速と中身の濃い内容だったし、ここに入っても力量的には全く遜色はない。初コースになるが、右回りで7勝だから全く不安は感じない。今回も同型を捌いて、強気の競馬で押し切りを狙う。

 

 トロヴァオはスパーキングサマーカップ2着以来の実戦だが、使い込むより間隔を開けた方がパフォーマンスは上がる傾向。このローテーションは納得できるし、今回も自身の力は出せるはず。あまり人気にならないタイプで配当的な妙味は十分。

 

 トライアルを制したワークアンドラブも一戦毎に調子を上げている。以前は中~長距離ベストの印象が強かったが、この血統なら1600メートル前後で能力発揮は納得できる。案外盲点となりそうだが、侮れない存在だろう。

 

 穴で注目したいのはマインシャッツ。障害などを使い近走の内容は全く冴えないが、母は南関の重賞4勝のザッハーマイン。父もゴールドアリュールだから、地方のダート適性はあるはず。再生される可能性は十分だ。

 

その他ではトライアル2着サブノジュニア、ロイヤルパンプといった辺りも上位を争える位置にいる。

 

(勝馬・小栗 啓裕)

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