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【大井】競馬専門紙記者の重賞予想(12/4 勝島王冠 )

大井 重賞

2019年12月03日レース予想

「外回りでノンコノユメの末脚が炸裂」



暮れに行われる東京大賞典の前哨戦。大井の外回り1800メートルに3歳勢こそ不在だが、南関東の古馬一線級がズラリと顔を揃えた。別定戦で斤量、当日の馬場状態などもポイントになるが、見逃せない一戦だろう。

 


ノンコノユメは大井の外回りでこそのタイプ。1番人気で3着に終わった前走のマイルグランプリは、やはり内回りで競馬がしづらそうだった。状態面に不安はなく、今回は帝王賞、サンタアニタトロフィーで手綱を取った真島騎手に鞍上も戻る。それに別定57キロというのも他馬との比較で有利。末脚不発のシーンは考えにくく改めて期待。

モジアナフレイバーは昨年の当レースの勝ち馬。3歳だった昨年は53キロだったが、今年は58キロ。それがどう影響するかだが、今年に入って大井記念を勝ち、帝王賞5着、南部杯4着と確実にパワーアップしていて、500キロを超える大型馬。斤量を理由に減点する必要はないとみる。大井1800メートルはベストの舞台。重視は当然。

グレンツェントは転入緒戦のマイルグランプリで2着。ノンコノユメに先着して見せた。実績通りにやはり力を持っている。ひと叩きした今回は更に状態面が上向いてくるはずで、1800メートルもJRA在籍時に重賞を2勝しているベストの距離。鞍上も引き続き森騎手。好枠を確保して道中スムーズに運べれば、まず勝ち負けに。

ドリームドルチェは前走の川崎のオープン特別を完勝。JRA在籍時は短いところが中心で、転入緒戦もJBCスプリント(8着)だったので1600メートルの距離がどうかと思っていたのだが、何ら問題はなかった。折り合いもつき、地方の馬場ならあと1ハロンの距離延長もこなせそうな感じ。メンバー強化のここでも互角以上に。

マイネルバサラは移籍緒戦だった浦和記念が見せ場十分。そこから意欲の連闘策で挑んできた。1800メートルは4勝している距離で、的場文騎手鞍上というのも魅力。まだ6歳だけに良化の余地もあるはず。一変に注意。昨年の東京ダービー馬ハセノパイロは前走で復活のV。馬体を大幅に絞ってブリンカーも利いた。復調なればここでも見劣り感なし。

◎ ノンコノユメ
○ モジアナフレイバー
▲ グレンツェント
△ ドリームドルチェ
△ マイネルバサラ
△ ハセノパイロ

(競馬ブック 木村 悟)

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