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【大井】競馬専門紙記者の重賞予想(2/5 金盃)

大井 重賞

2020年02月04日レース予想

 初距離にはなるが、南関同士ならモジアナフレイバーは不動の中心馬。帝王賞5着のあとは休養に充てたが、南部杯で見せ場十分の4着、58キロを背負いながら勝島王冠を快勝で挑んだ東京大賞典はあわやのシーンで3着と大健闘。もはや南関のエースはこの馬だし、今年こそは中央勢が相手でも大きいところを狙えそうで先々が非常に楽しみだ。

 

 ストライクイーグルは中央オープン馬で移籍後には昨年の東京記念を制しており、この舞台は大歓迎。前走の報知オールスターカップでは4着だったが、多少間隔が開いて数字以上に重かった印象だった。JBCクラシックでも5着があるほどだし、今回はキッチリ馬体も絞れてくるはずで有力候補だろう。

 

 昨年の覇者サウンドトゥルーはその後、勝ち星から遠ざかっており、さすがに年齢的なものを感じざるを得ないが、それでも勝島王冠3着、報知オールスターカップ5着と極端な落ち込みは見せていない。以前は2000メートル前後がベストだったが、今はゆったり乗れる長距離の方が競馬はしやすいはずで、展開ひとつで出番は十分。

 

 トライアルを制したトーセンブルは更に状態を上げている印象。2歳~3歳にかけては重賞でも再三入着があったほどだが、古馬になってからも確かな成長を見せている。母系から長距離向きは納得できるし、決め手勝負になればここでも上位圏内。

 

 トライアルで2着だったサブノクロヒョウは17年の東京記念を制すなど、地元の長距離戦を得意としている。前走は勝ち馬の決め手に屈した格好だったが、目標はあくまでも今回で決して万全とは思えなかった。今回は一転して気楽な立場でもあるし、全力投球でも久々の重賞Vを狙う。

 

 JBCクラシック6着以来となるワークアンドラブは昨年の3着馬。10月にマイルグランプリを制しており、マイラーのイメージもあるが、道営在籍時には1800メートルと2000メートルを得意としていただけに本来は万能型。仕上がり面がポイントになるが、久々が嫌われればむしろ配当的な妙味は出てくる。

 

 ここでは格下になるスギノグローアップも11月以来で休み明けになるが、昨年の東京記念3着など、これまで長距離適性は十分に示している。明けて7歳ではあるが、奥手の血統でこれからまだまだ良くなる印象があるだけに、侮れない存在になるだろう。

 


(勝馬 小栗 啓裕)

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