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【船橋】競馬専門紙記者の重賞予想(2/12 報知グランプリカップ)

船橋

2020年02月11日レース予想

 中心になるのは昨年の勝ち馬タービランス。芝のコスモス賞12着、北海道2歳優駿10着、東京大賞典9着を除くと3着以上の着順で、馬券圏内を外していない超がつく堅実派。前走の報知オールスターカップではハナ差で惜敗だったが、相手は過去に川崎記念を制した実力馬。展開のアヤもあっただけに勝ちに等しい内容だったし、一叩きされての良化も確実。2戦2勝でコースの相性も抜群だ。

 

 トライアルを制したのはベンテンコゾウ。南関での重賞Vは京成盃グランドマイラーズのみだが、移籍前には岩手と門別で重賞7勝の実績がある。休養後使いつつ一戦毎に馬体が締まって気配は絶好、当初からこのレースを目標にしてきた印象が強いし、自在に捌け展開に左右されないのも大きな強味。

 

 年明けの大師オープンを制したマイネルバサラは中央時代に浦和記念を制した記録がある。年齢の割には数を使っていないだけに馬はまだまだ若いし、これで波に乗りそうな予感もある。浦和移籍で再生なら、再び交流重賞でも勝ち負け可能なはずで当然有力だろう。船橋1800メートルもイメージと合っている。

 

 オールブラッシュは前走の川崎記念こそ案外だったが、2走前の報知オールスターカップでは前述タービランスを退けて復活V。繰り返しにはなるが、川崎記念を制した実績は一枚抜けているし、コース替わりにも不安は感じない。多少忙しいと思える1800メートルに対応なら巻き返しも可能だろう。

 

 ヤマノファイトは18年の羽田盃など重賞6勝と実績は互角以上。ここ3戦は着外が続いてややリズムが悪いようにも見えるが、前走の報知オールスターカップでは0秒5差で着順ほどは負けていないし、馬体が絞れてきた点には好感が持てる。現状では1800メートル前後がベストの印象を受けるし、展開ひとつでチャンスはありそうだ。

 

 バンズームは明けて9歳だが、まだまだ元気一杯。2走前を除けば近走は人気以上に走っているし、必ずひと脚は使ってくる。5勝を挙げているように1800メートルはベストの距離だし、混戦になれば台頭するシーンも十分に考えられる。


(勝馬:小栗 啓裕)

勝馬