いよいよ浦和でも牝馬クラシック戦線が始まったが、桜花賞のトライアル戦から見応え十分な馬が勢揃い。先ずは千四だけにスピード重視と見たいが、注目はJRAからの移籍馬で地元のボンボンショコラ。新馬勝ちの素質馬で勝ち時計も上々。僅か2戦のキャリアで未知数だが、左回りの千四という条件だけに狙ってみたい。
対するレイチェルウーズは新馬戦から東京2歳優駿牝馬まで無傷の4連勝。馬体に幅が欲しいのは確かだが、現状でトップクラスのスピードを誇るので初コースでも期待できる。交流エーデルワイス賞を勝っている川崎のコーラルツッキーも楽しみな1頭。東京2歳優駿牝馬ではレイチェルウーズに敗れているが、スピードを生かせる舞台に変われば差も詰まってくるだろう。
他に魅力があるのは地元の3連勝馬アンジュエトワール。交流戦を勝ち上がって初のオープン戦になるが、勝ちっぷりには余裕があるのでマダマダ時計を詰めてきそうだ。東京2歳優駿牝馬2着のテーオーブルベリーも移籍馬の1頭。前走は絶好枠を生かしての逃げだが、番手も可能なだけに外枠でも大きな差は感じない。これに大井の良血馬エンジェルパイロが挑む図式。前哨戦からハイレベルの争いが期待できる。
◎ボンボンショコラ
○レイチェルウーズ
▲コーラルツッキー
△アンジュエトワール
△テーオーブルベリー
△エンジェルパイロ
(ケイシュウNEWS 田島 啓行)