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【大井】競馬専門紙記者の重賞予想(3/18 京浜盃)

大井 重賞

2020年03月17日レース予想

前哨戦から好カード! 全日本2歳優駿の覇者ヴァケーションが勇躍始動。

 

 雲取賞が重賞に格上げされて春始動の選択肢が広がっているが、京浜盃にはビッグネームが登場。先ずはここまで5戦4勝、平和賞と全日本2歳優駿を制した川崎のヴァケーション。唯一敗れたがのが大井のゴールドジュニアーだが、当時は夏を挟んで休み明けの競馬。地方勢に勝利をもたらした全日本2歳優駿が目の覚める末脚。今年緒戦になるが、仕上がりは進んでおりお手並み拝見と言ったところだろう。

 

 2番手は同じく全日本2歳優駿で9番人気の3着に激走した浦和のティーズダンク。例年ポイントになる道営出身馬で千八のサンライズカップを勝利。北海道2歳優駿では少々重目で6着に終わったが、移籍緒戦の地元ホームグランドを快勝。一気に条件の上がった全日本2歳優駿であの競馬なら広い大井コースに替わって更に持ち味が生きてくるはず。休み明けでも直前の追い切りでは好仕上がりをアピールしており仕上がり面に不安は感じない。

 

 3番手はJRAからの移籍馬で緒戦を迎える大井のコバルトウィング。ここまで千七、千八を使って4戦1勝。負けたケースでも最悪0秒4差。行き脚がつかないタイプで置かれて苦戦しているが、勝ち負けしてきた面々は世代トップクラスのダートホース。外厩調整馬だが、追い切りでは水準の時計が出ているし、地元の馬場も合っていそうなタイプ。既成勢力との対戦で力を測る重要な一戦になった。

 

 別路線からの注目馬は船橋のドイテー。ここまで5戦して3勝2着2回。敗れたのは新馬戦でレイチェルウーズ、浦和に遠征してティーズダンクの強豪2頭。地元、川崎の一組を連勝して順当にステップアップ。御神本騎手が全て手綱を取っており素質は十分。初の大井コースになるが、魅力一杯の好素材だ。

 

 ニューイヤーカップ3着、雲取賞2着の浦和ファルコンウィング。左海騎手とのコンビで徹底先行がスタイル。スピードタイプだけに今回の千七はタイトル奪取に絶好の舞台。雲取賞に続いて再度残り目がありそうだ。大井生え抜きのストーミーデイは主要レースで常に上位争い。休み明けの雲取賞は離されていたが、気持ち馬体に余裕があったので上積みが見込める。ここまで4戦3勝の小林のファンシーアップも注目の素材。ハイセイコー記念では出遅れての5着だけに今後距離が延びてクローズアップできる。

 

ケイシュウニュース 田島啓行

◎ヴァケーション

○ティーズダンク

▲コバルトウィング

△ドイテー

△ファルコンウィング

△ストーミーデイ

△ファンシーアップ

ケイシュウ