「紅一点ヤマニンアンプリメが躍動」
昨年のJBCスプリント1、2、4着馬と、同じ浦和1400メートルで行われたJBCレディスクラシックの勝ち馬が出走。他にも地力があって、展開、流れひとつで一発がありそうなタイプが揃った。激戦が繰り広げられそうだ。
ヤマニンアンプリメはJBCレディスクラシックの勝ち馬。勝ち時計の1分25秒5はブルドッグボスが勝ったスプリントより0秒4速かった。能力は確かで、2つのタイトルを持っている1200メートル(昨年のクラスターCでコパノキッキングを撃破)替わりも歓迎。鞍上も引き続き武豊騎手。休み明けで牡馬相手の56キロ、初の大井でも期待は十分。
コパノキッキングは昨年の当レースが出遅れて雨にも泣いての2着。それでもしっかりと脚を伸ばしており、秋の東京盃はブルドッグボスを相手に4馬身差の完勝だった。JBCスプリントの2着は早めに動いて目標になってしまった分の差。前走の根岸Sから斤量1キロ減は好材料で、今回は鞍上も藤田菜七子騎手に戻る。重視は当然。
ノボバカラはJBCスプリント4着で、前走の根岸Sもコパノキッキングと0秒5差の競馬。8歳馬で地味だが大きな崩れのないタイプ。大井コースも3度目となり、多少、時計のかかる展開、流れになってくれれば躍進のシーン十分。
JBCスプリントの覇者ブルドッグボスはフェブラリーSを使って予定通りに小久保厩舎へ出戻り。目標は先の感じもあるが、58キロで勝ち鞍があり、大井の1200メートルでも常に質の高い走り。御神本騎手鞍上でまず上位争いへ。
マッチレスヒーローは昨年の当レースで6着。コパノキッキングとは0秒5差の競馬だった。前走のフジノウェーブ記念は出遅れながらトロヴァオ(JBCスプリント3着)の0秒4差2着。9歳馬だが展開が嵌まれば一発の脚あり。
◎ヤマニンアンプリメ
〇コパノキッキング
▲ノボバカラ
△1ブルドッグボス
△2マッチレスヒーロー
(競馬ブック 木村 悟)