ウマプラ

【大井】競馬専門紙記者の重賞予想(5/20 大井記念 )

大井 重賞

2020年05月19日レース予想

「距離延長歓迎サウンドトゥルー」

 

大井2000mは紛れも少なく、SⅠで定量ならサウンドトゥルーの巻き返しに期待できる。前哨戦のブリリアントカップは前半3ハロン39.1の超スローペースで、道中12番手から上がり最速36.5の末脚を繰り出しても5着が精一杯だった。それでも勝ち馬から0.6秒差なら大井2000mのGⅠ級レース2勝の実績はまだまだ健在と言える。
 

ブリリアントカップでノンコノユメとの叩き合いを制したストライクイーグルも、距離短縮、大外枠が嫌われ8番人気の低評価だったが、スローペースにも恵まれスムーズに先行出来た分、終いに余力を残していた。距離延長歓迎で、前走同様スローペースが予想されるメンバーだけに、前走の再現もありえる。
 

タービランスはブリリアントカップでローカル重賞初の馬券圏外となる4着。本来早めの流れに乗って終いの粘り腰を発揮するタイプだけに、距離延長に加え、再びスローになりそうなここは半信半疑ではあるが、3着とはクビ差だった前走を考えれば、流れひとつで好レースになる可能性も十分ある。
 

展開からの注目はオールブラッシュとマルカンセンサー。オールブラッシュは大井【0-0-0-5】で明らかに左回りの方が良いタイプではあるが、ここは1枠1番ですんなり単騎逃げが期待できるだけに、残り目は十分ある。紅一点マルカンセンサーも前走を含め休み明け2戦スタートが決まらないが、レジェンド的場文男騎手だけに、ポンと出ればハナの可能性もある。


フレアリングダイヤ10番人気の金盃で、ほぼ最後方から上がり2位の末脚で2着に食い込んだ。定量57キロは厳しいが、スローの瞬発力勝負は得意としており、流れ次第で浮上の余地もある。クインズサターンの前走

は明らかに距離不足で、マイル向きではないだけに度外視していい。意欲の連闘で末脚には注意。

 

◎サウンドトゥルー
○ストライクイーグル
▲タービランス
△オールブラッシュ
△フレアリングダイヤ
△クインズサターン
△マルカンセンサー

 

(日刊競馬 小山内完友)

日刊競馬