ウマプラ

【門別】競馬専門紙記者の重賞予想(10/15 エーデルワイス賞 [JpnIII])

門別 重賞

2020年10月14日レース予想

【ダートグレード競走】

○10月15日 門別競馬11R 第23回エーデルワイス賞(JpnIII) 2歳オープン牝馬 距離1200m

1.ラストリージョ

2.アウィウィリオ

3.ホーキーポーキー

4.ブルーカルセドニー

5.エイシンウィンク

6.マーサマイディア

7.マウンテンムスメ

8.アークリオン

9.ミコブラック

10.レディブラウン

11.ソロユニット

12.スーパービンゴ

13.クローリスノキセキ

14.トゥルスウィー

15.ウワサノシブコ

16.スマイルミュ

【展望】2歳牝馬限定のダートグレード競走(JpnIII)に地方他地区の参戦は見られなかったが、JRA勢4頭、地元勢12頭のフルゲートの一戦。過去、22回を振り返れば、JRA10勝、地元ホッカイドウ競馬10勝、他地区(佐賀、岩手)2勝。当初は札幌競馬場、門別競馬場、旭川競馬場(現在は廃止)と場所は移り替わっていたが、第12回からは現在の門別競馬場だけで行われている。JRA勢と地方勢がほぼ互角に推移しているのは、ダートグレード競走の中では、このレースだけと断言できるほどだが、JRA勢は、毎年、1勝クラスの馬が遠征してくる場合が多いことがその理由として挙げられる。目下、ホッカイドウ勢が地の利を生かして3連勝中。

 

 ◎ 11ソロユニット

 ○ 13クローリスノキセキ

 ▲ 9ミコブラック

 △ 1ラストリージョ

 △ 6マーサマイディア

 △ 5エイシンウィンク

 

(実 績)1 11 13 6 4

(調 教)13 11 16 7 5

(距 離)11 1 13 14 7

(コース)11 6 13 5 4

(情 報)1 11 13 6 3

 

◎ソロユニット

 このレースは過去5勝をマークしている角川厩舎が、今年はソロユニットを送り込む。フレッシュチャレンジ競走こそアタマ差の2着に惜敗したが、その後は未勝利を皮切りに、このレースの前哨戦とも言えるリリーカップ(H3)まで無敵の4連勝を達成。その後はここ一本に的を絞られてきた。直前の坂路追い切りは微調整にとどめたが、先週には36秒台をマークしており、仕上げに関しては一寸の狂いもなさそうだ。水準の先行力もさることながら追ってからの味も格別であり、門別1200mは2戦2勝。地の利を生かして、2歳牝馬の頂点に立つ。

○クローリスノキセキ

 若さを覗かせながらも素質の良さだけでフレッシュチャレンジを勝ち上がったが、続くカーネリアン特別では手応え良く好位追走から、直線は内を突いて一瞬のうちに抜け出して快勝。この勝利で一躍、クローズアップされる存在になっている。札幌のすずらん賞は本当に惜しいレースだったが、直線1ハロンの伸びは素晴らしいの一語に尽きるものであり、難なく芝をクリアするあたりは、センスの良さを物語るものだろう。先週、今週と坂路時計の自己ベストを更新しており、追い比べに持ち込めれば、逆転があっても不思議ではない存在である。

▲ミコブラック

 初戦は出遅れが祟り後方から追い上げての3着だったが、ゲート練習を積み重ねて挑んだ2戦目はスタートも決まり、順当に勝利を飾っている。距離を短縮された前走は、レコード決着にもかかわらず、道中は離されずについて行けたことを考えると、今回の1200mに対応できるスピードは持ち合わせているのは確かだろう。この中間はゲート練習もやられて、坂路でも順調に乗り込まれており、いい感じに仕上がってきた印象。新潟、小倉への長距離輸送も経験しているだけに、門別への輸送にも心配は皆無。広く直線の長い門別1200mは向くはず。

△ラストリージョ

 一瞬のうちに抜け出した初戦の勝ちっぷりもさることながら、札幌のすずらん賞でも初芝に対して早めに抜け出して、外から追い上げたクローリスノキセキの追撃を封じたのだから、その勝負強さは特筆できるもの。前走時同様、その後はリフレッシュ放牧を挟んで帰厩。前走で減っていた馬体も今はふっくら。この馬も当初の予定通り、順調な調整プロセスを踏んできた。前半から行く気を見せる気性だから、最内枠でも砂を被る心配はなさそうだし、追わせるタイプだから、直線の長い門別は、むしろ向いていると察することができそう。

△マーサマイディア

 1000mのフルールカップを制した角川厩舎のもう一頭の刺客がこの馬。前走のフローラルカップは内回り特有のペースに巻き込まれて初めて崩れたわけだが、父サウスヴィグラスであり、結果的には、マイルの距離が長過ぎたのも敗因のひとつに数えられるだろうから、距離短縮が巻き返しの材料になることは間違いないところ。中間の動きを見る限り、大敗の後遺症は見られていないだけに、3勝実績は軽く扱うことはできない。

△エイシンウィンク

 この馬も5戦3勝。ここまで重賞経験はないものの、未勝利、1勝級条件戦、そして前走のウィナーズチャレンジ競走と、目下3連勝と破竹の勢いを見せている。今はデビュー当時の末の甘さは一切なく、逆に追われてからの反応の良さが目立つくらい。心身の成長ぶりは本物とみなしてもいいだろう。ホーキーポーキー、マウンテンムスメのJRA勢が飛ばしてくれる展開で好位で折り合いがつくようなら、上位進出も夢ではない。

(厩舎談話)

1.ラストリージョ 放牧先からいい状態で戻って、順調に調整できている。背中がしっかりして2歳にしては完成度が高い。ダートが走るのは間違いないし、ここはチャンスがあると思っている。

2.アウィウィリオ 前走は距離もコーナー4つの競馬も初めてでしたから、その分でしょう。実績はありませんが、ワンターンの1200mは走りやすいと思いますから、うまく決め手を生かせればですね。

3.ホーキーポーキー 前走はいかにも久々という感じだったが、使われたことで気持ちが入ってきた。血統的にはダート替わりは歓迎。揉まれない形で走れれば力を出せると思う。

4.ブルーカルセドニー 前走はゴチャついた先行争いの後ろで運べて展開も嵌まりましたが、能力を出し切った結果でしょう。重賞の1200mだと少し忙しい印象ですが、立ち回りがうまくいけば善戦できるはずです。

5.エイシンウィンク 前走は1200mに対応できましたし、タイムも良かったですから、先につながるレースでしたね。依然としてテンションの高さは課題ですが、揉まれず運べるようならここでも楽しみはあります。

6.マーサマイディア 前走は内回りでハイペースに巻き込まれた形で、初めてのマイルが応えたのでしょう。ワンターンの1200mなら、多少ハイペースになっても前走の轍を踏むことはないはずです。本領を発揮します。

7.マウンテンムスメ ダートに替わる点は却ってプラスなんじゃないかなと思っている。稽古の動きもいいしね。相手次第では、上位を狙えそう。

8.アークリオン まだ攻め切れない中での走りは素質あってのものだと思います。完成度では劣りますが、補欠から繰り上がって出走が叶った運を味方に頑張ってほしいですね。

9.ミコブラック 前走で1400mにも対応できましたからね。中間も発馬練習をしていますし、スッと出られるなら1200mの重賞でもやれそうです。

10.レディブラウン レース運びの上手さと、気持ちの強さはこのメンバーに入っても一日の長があると思いますよ。問題は力関係だけ。JRA勢も含めてレベルの高いメンバーばかりですからね。いい走りを願います。

11.ソロユニット 馬体維持に重点を置いてきましたので、少しレース間が開きましたが、問題なく力を出せる仕上がりです。前走で見せたスピードを生かせば、JRA勢が相手でもヒケを取ることはないでしょう。

12.スーパービンゴ 前走はキャリアの浅さが出たということでしょう。全力を発揮したとは言えない結果でした。連闘で重賞挑戦ですから簡単ではないですが、素質では見劣らないので、力を出し切りたいですね。

13.クローリスノキセキ 枠順が気にならないことはないですが、多頭数は前走で克服済みで心配していません。流れに応じて柔軟なレース運びができますので、その良さを生かしたいです。力関係は五分以上と思います。

14.トゥルスウィー 前走はタイムも優秀でしたし、ようやく素質に走りが伴ってきたと思わせる内容でした。距離が延びた方が更に良さそうなイメージはありますが、この中に入っても力はヒケを取らないと思います。

15.ウワサノシブコ 前走は牡馬相手の重賞で頑張ってくれました。キャリアが着実に身になっている印象ですね。砂を被るとまだ脆さはありますが、道中、ストレスなく運べれば、悪い競馬はしないはずですよ。

16.スマイルミュ デビュー戦以外は能力をフルに出し切った感じがありません。まだレースを覚え切らないということかもしれません。スピードはここでも通用するもの。ノーチャンスではないと思っています。

 

(競馬ブック・松本英博)

競馬ブック