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【浦和】競馬専門紙記者の重賞予想(10/21 埼玉新聞栄冠賞)

浦和 重賞

2020年10月20日レース予想

「休み明けでもタービランス」

 

 南関東重賞で【3-7-2-2】、着外は17年東京大賞典9着と20年ブリリアントカップの4着だけと安定したタービランス中心。例年通り夏場を休養に当て、今年は3歳のニューイヤーカップ(2着)以来となる地元浦和から始動する。ある程度レースのペースが流れた方が良いタイプの馬だけに、ファルコンウィングの存在が心強い。休養明け【3-1-0-0】ならいきなりの期待。
 リンゾウチャネルは南関東で重賞勝ちはないが、昨年のホッカイドウ競馬三冠馬。すんなり先行できるメンバー構成で、隣枠のファルコンウィングが行ってくれれば番手が取りやすい。
 ファルコンウィングはここもハナ切ってマイペースで行くのみ。58キロを背負うが、3歳馬はこれまでカンムルが勝ち、ヤマノファイトが2着している。
 ホーリーブレイズ東京記念トライアルで大差勝ちしたあと、東京記念、白山大賞典で逆に大きく負けている。ここはすんなり2~3番手を狙える枠で、左回りも悪くない。巻き返しに期待したい。
 リッカルドは川崎のコーナーもスムーズに回ってくるし、小回りはまったく問題ない。どちらかというとマイル志向だが、コーナー6回で直線の短い浦和コースならこなせるだろう。早めに動けば力量的には勝っても不思議ない。
 チェスナットコートは浦和は初コースになるが、2走前に川崎で2着しているように、小回りコースは問題ない。転入前のスレイプニルステークスで0.5差6着の実力あるし、こちらも巻き返す余地はある。
 オールブラッシュは川崎記念、浦和記念に勝っている実績最上位だが、逃げるか、途中でまくるか、自ら動いていくしかない。
 マイネルバサラも浦和記念に勝っている実績馬だが、転入後の良績はマイル以下。軽視は禁物だがそこまで印が届かなかった。


(文/日刊競馬 小山内完友)



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