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【船橋】競馬専門紙記者の重賞予想(1/13 船橋記念)

船橋 重賞

2021年01月12日レース予想

「ノブワイルドがここも行く」

 

 昨年の習志野きらっとスプリントを制したノブワイルドが本命。馬主同様夏のイメージが強い馬だが、実際には過去12~2月【0-3-1-1】と勝ちこそないが2着3回3着1回と冬も好走している。昨年のこのレースはキャンドルグラスの1/2馬身差(0.1秒)2着。前走ゴールドカップは過去最高馬体重の511キロで3着だったが、絞れてくれば粘りも戻るだろう。どのみち好スタートからハナは譲らないだろうし、外枠だがワンターンなら一気に行くだけ。


 過去10回を振り返れば、ナイキマドリードの4連覇、アピアの連覇とリピーターの好走率が高いレースだけに、昨年の勝ち馬キャンドルグラスが出走なら当然連覇の期待。同世代のサブノジュニアには実績で差をつけられたが、自身もJBCスプリント5着はJRA勢相手でも力通用を示した。今回南関東同士、昨年の勝ちを含め【2-1-0-0】の船橋1000mなら譲れないところ。


 前述2頭が不動の軸ではあるが、格下でもアドバイザーの勢いは軽視できない。放牧明けから船橋1000mに的を絞り2連勝。特に前走のトライアルは軽量53キロとはいえ58秒7、重賞レベルのスピードをみせた。530キロ台まで増えた馬体をみても、文字通り本格化。さらに相手は強化するが今回も53.5キロとまだ斤量面の恩恵があるだけに、ここで一気に重賞制覇の可能性も。


 圧倒的に人気に推されたトライアルで2着のカプリフレイバーは、57キロを背負って結果0.2差なら敗れたものの中身は濃い。今回は55・5キロと恵まれ、3歳時は古馬重賞級相手では結果が出ていないが、昨秋一連のレースが経験になれば。船橋1000~1200mは【3-1-0-0】と得意。


 ブロンディーヴァは昨夏アフター5スター賞3着。今回も53.5キロなら斤量差を存分に生かせれば好走も十分可能だ。昨夏以来も休養前の大井1000mで58.8とオープン級のスピードはあるクイーンズテソーロ。前走川崎900mで大外から上がり最速35.9の脚で追い込んだナガタブラックも、ここにきて優駿スプリントを制した頃の勢いが戻ってきた。

 

◎ノブワイルド
○キャンドルグラス
▲アドバイザー
△カプリフレイバー
△ブロンディーヴァ
△クイーンズテソーロ
△ナガタブラック

 

(日刊競馬 小山内完友)

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