中心はトランセンデンス。浦和1600メートルの適性は?と見ていただけに半信半疑だった前走のニューイヤーカップだったが、終わってみればひと捲りで快勝だから完全に力が一枚違った。1度使って更に良化を示しているし、大井1800メートルの方が間違いなく向いている。前が引っ張る流れになりそうで展開も味方しそうだ。
当面の相手は同じく小久保厩舎のランリョウオー。前走の全日本2歳優駿2着が光るが、それ以上に注目したいのは今回と同じ舞台だった3走前。2歳の10月の段階で55秒台は出色だし、祖母は秋華賞を制してジャパンカップでも2着と血統面の裏付けは十分。安定した取り口から軸としてはこちらの方が信頼できるかもしれない。
移籍初戦となるシビックドライヴだが、道営ではサンライズカップを制しており実績は十分。JBC2歳優駿では3番人気に推されたほどで素質を買われている馬だし、久々で目標は先でも無様な競馬はできない。
タブラオはここへきて3連勝と勢い十分。3走前には1600メートルで41秒台、前走は今回と同じ舞台で55秒台だから、ここに入っても十分にやれる計算。乗り替わりになるが、今開催から復帰の真島騎手なら全く不安は感じない。
穴で注目したいのはノートウォージー。道営では3戦目から3連勝の記録があり、サンライズカップでは1番人気になったほど。一連の内容からも現状では逃げベストだし、今回は的場文騎手を配しておそらく積極策。そのまま押し切るシーンも十分に考えられる。
(勝馬:小栗啓裕)