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【大井】競馬専門紙記者の重賞予想(4/14 東京スプリント[JpnIII])

大井 重賞

2021年04月13日レース予想

「ここ照準、キャンドルグラスが一気に弾ける」


 大井の1200メートルの交流重賞で、昨年のJBCスプリントの覇者やJRAのオープン特別を連勝中の注目馬など、なかなかの好メンバーが揃った。当日の馬場状態、斤量差などが大きなポイントになりそうだが、間違いなく激戦必至だ。


 キャンドルグラスは昨年の3着馬で、ブルドッグボス、コパノキッキングなどの強豪に先着し、秋のJBCスプリントでは0秒5差の5着。交流重賞でも勝ち負けできる力を持っているのは明らか。前走の船橋記念を快勝後はここ照準で状態に不安はなく、サブノジュニアには3連敗中でも2キロ軽い56キロで戦えるのも有利。馬場の良否も不問だけに末脚炸裂を期待。


 ベストマッチョは絶好の最内枠を確保。1400メートルがベストなのは確かでも昨秋のJBCスプリントでは見せ場十分で0秒6差だから、大井の1200メートルも何らマイナスなし。渋った馬場は3戦して2勝、2着1回と得意にしていて前走のフジノウェーブ記念から2キロ斤量が減るのも好材料。ここ2戦は実に惜しい走りで2、2着。ひと押しあればV奪取まで。


 サブノジュニアは昨秋のJBCスプリントの覇者。ここ3戦は59キロを背負って8、9、4着に終わっているが、3走前と前々走はJRA遠征、前々走と前走は1ハロン長い1400メートル戦だからベストの条件と言えなかった。それでも大崩れせずに格好はつけており、何ら評価を落とす必要はない。今回はベストの大井1200メートルで斤量も1キロ減。見直し当然。


 リュウノユキナはオープン特別を連勝中の注目馬。初の大井コースになるが、もともと道営デビューで、父は大井でよく走ったヴァーミリアン。地方の砂に対する適性に不安はないはず。また、これまでの内容から大井の1200メートルもイメージに合う。先行、差し自在で流れに左右されず、渋った馬場も4戦して2着3回。勢いに乗って一気に重賞制覇のシーンまで。


 ヒロシケゴールドは一昨年の3着馬。昨秋のJBCスプリントは惨敗でも自分の形に持ち込めればコース適性に問題はなく、叩き3戦目、斤量1キロ減で変わり身を警戒。サイクロトロンはオープン緒戦の前走は8着も、その前まで3連勝して期待の4歳馬。今回は5戦4勝、3着1回の北村友騎手が鞍上。初の地方遠征でも好枠からスムーズに先行できれば反撃余地。


◎:キャンドルグラス
〇:ベストマッチョ
▲:サブノジュニア
△1:リュウノユキナ
△2:ヒロシケゴールド
△3:サイクロトロン

 

(競馬ブック 木村悟)

 
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