「牝馬同士なら地力あるダノンレジーナ」
中心はダノンレジーナだ。JRA未勝利から佐賀5戦5勝の後、浦和に転入。移籍後は16戦11勝2着2回3着1回。昨年暮れの東京シンデレラマイルで重賞初勝利を挙げている。これまで4着以下は2回で、JBCレディスクラシックとエンプレス杯。いずれもダートグレード競走だ。前走の神田川オープンでは、不利な大井1400mの15番枠のハンデを感じさせない好位抜け出し。1400m【7-0-1-0】、浦和1400m1分26秒7(不良)の持ちタイム、いずれもメンバー中抜けている。相手探しのレースだろう。
相手筆頭はアクアリーブル。昨年の牝馬二冠馬で、三冠目の関東オークスもJRA・レーヌブランシュの1馬身半差2着と健闘。南関東移籍後、牝馬戦は全て3着以内で、2走前の柏の葉オープンでは牡馬相手に2着と好走している。1400m【1-1-0-0】、浦和コースも連対を外していない。
レイナブローニュはトライアルのティアラカップから。ハイペースの流れにうまく乗れた面もあるが、初の浦和コースで中団から鋭い決め手を繰り出した。相手は強化するが、ここも速めの流れが予想されるだけに、再度の期待も。
ヴィルトファンは昨年の2着馬。今回放牧明けだが、休み明けも走るし、休養前の前走は、大井1200mで1分11秒6の好タイムをマークしている。1400mは実績ひと息だが、浦和コースは【1-1-0-0】と合う。今回は絶好の2番枠を生かして、マイペースで粘りたい。
マーガレットスカイは前走のティアラカップで痛恨の出遅れも、結果的には勝ち馬を凌ぐ38.3の末脚だっただけに、ここも展開が向けば好走出来る。ブロンディーヴァは前走を見る限り距離が微妙に長いか。大外枠だけに先行勢を見ながら脚を溜めたい。ルイドフィーネは昨年秋のロジータ記念勝ち馬。前走の幸オープンでは、4コーナーで不利を受けながらも牡馬相手に0.9差4着と力はある。今回57キロと初の1400mに不安はあるが、こなせれば上位争いも可能だ。
◎ダノンレジーナ
○アクアリーブル
▲レイナブローニュ
△ヴィルトファン
△マーガレットスカイ
△ブロンディーヴァ
△ルイドフィーネ
(文/日刊競馬 小山内完友)