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【浦和】競馬専門紙記者の重賞予想(6/3 さきたま杯 [JpnII])

浦和 重賞

2021年06月02日レース予想

「エアスピネル、ダート重賞制覇のチャンス」

 

エアスピネルは、ここまでデイリー杯2歳S、京都金杯、富士Sと重賞を制しているが、何れも芝でのもの。ダートではプロキオンS、フェブラリーSの2着2回が最高で、ここはダート重賞制覇のチャンスだ。8歳ではあるがまだ25戦しかしておらず馬は若い。ダートの重や不良馬場で経験がないし、決して浦和コース向きとは言えないが、ダートの1600㍍以下では安定しているし、フェブラリーS2着は伊達ではない。また、別定戦で56キロで出走できるのは大きい。

 

ベストマッチョは重賞初制覇がプラチナC(浦和1400㍍)で、昨年のテレ玉杯オーバルスプリントで2着の実績があり、浦和1400㍍がベスト。兵庫ゴールドTでも惜しい2着で、交流重賞で通用することは既に証明されている。前走は逃げ争いを制してハナを切ったが、前半3ハロン33秒9で行ってはさすがに粘れなかった。今回はプレシャスエースの逃げを好位でマーク、ベストの舞台で巻き返しは可能だ。

 

アルクトスは昨年のマイルCS南部杯を驚異のレコードタイムで快勝。モズアスコット、ゴールドドリーム、サンライズノヴァ、インティ、モジアナフレイバー等を破っているのだから価値がある。その後の走りは正直物足りないが、一息入れて立て直してきただけにその走りに注目したい。

 

昨年のかしわ記念の覇者ワイドファラオは、その後不振続きだが、前走かしわ記念で復活の兆しを見せた。外からプレシャスエースが逃げる展開になると思われ、先手は厳しいかもしれないが、3歳時にテレ玉杯オーバルスプリント(浦和1400㍍)で2着があり、その時は3番手からの競馬。コース経験があるというのは大きい。昨年の優勝馬ノボバカラは、ここ2戦の走りは悪くないし、中央馬の中では交流重賞の経験が豊富で、コース経験も豊富。スタートさえ決まればまだ上位争いに加われる。あとはトロヴァオに注意したい。先週の川崎マイラーズを予定していたが、抽選漏れになってここへスライド。一昨年の浦和JBCスプリントで3着があり、相手は揃ったが連下くらいの狙いは立つ。

 

◎エアスピネル

○ベストマッチョ

▲アルクトス

△ワイドファラオ

△ノボバカラ

△トロヴァオ

 

(勝馬 山形宗久)

勝馬