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【川崎】競馬専門紙記者の重賞予想(6/16 関東オークス [JpnII])

川崎 重賞

2021年06月15日レース予想

「成長著しいウェルドーンに重賞初制覇のチャンス」

 

未勝利脱出に6戦を要したウェルドーンだが、その後は順調に成長を遂げ、3歳1勝クラスを勝って挑んだ鳳雛ステークスでは牡馬を降して2連勝。その鳳雛ステークス2着がUAEダービー4着のタケルペガサスなのだから価値がある。ナイター等課題はあるが、前々で流れに乗れる器用さがあり、川崎コースは苦にしない。祖母がツルマルガールで、伯父にツルマルボーイとツルマルファイターがいる血統で、その点でも魅力がある。

 

ランスオブアースはデビュー5戦目で未勝利を脱し、3歳1勝クラスも勝って連勝。伏竜ステークスこそ10着に惨敗したが、前走兵庫チャンピオンシップで3着に健闘して見せた。園田で力を発揮できたことは大きいし、勝負処の3コーナー手前で不利を受けながらの3着で、高く評価できる。好枠を引き当てたので、好位の内々で流れに乗れればチャンスはある。

 

ケラススヴィアはユングフラウ賞でウワサノシブコに敗れたが、桜花賞、東京プリンセス賞の2冠を含めて重賞4勝。距離延長の東京プリンセス賞も圧巻の逃げ切り勝ちで、更に距離延長になるが川崎2100㍍は逃げ、先行馬に有利。コーナーを6回も回るので息も入れやすく、同型馬不在となれば逃げ切りまである。

 

ベルヴォーグはデビュー5戦目で未勝利を脱し、次走3歳1勝クラスでは惨敗したが、立て直した前走を16頭立ての9番人気で快勝。出遅れて後方からの競馬になったが、3~4コーナーで外を回って上がり、ゴール前抜け出して踏ん張って見せた。本来先行力があるのだが、3コーナーあたりから動いてまくるような競馬が合っているのかもしれない。リフレイムは新馬戦、3歳1勝クラスと芝で2連勝したが、その後はもうひとつで前走初めてダート戦を使って6着。後方から行って直線だけの競馬だったが、悲観する内容ではなかった。この馬の父アメリカンフェローは米国3冠馬、母ケアレスジュエルはタピット産駒の米国GⅠウィナーと良血。今後ダートでの活躍が期待できる血統だ。ディアリッキーは新馬、特別とデビューから2連勝しているように素質は高い。まだ6戦しかしておらず、更なる成長が期待できる。ケラススヴィアには3戦して3敗だが、距離が延びれば逆転の可能性はある。

 

◎ウェルドーン

○ランスオブアース

▲ケラススヴィア

△ベルヴォーグ

△リフレイム

△ディアリッキー

 

勝馬山形宗久

 
勝馬