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【大井】競馬専門紙記者の重賞予想(10/7 レディスプレリュード [JpnII])

大井 重賞

2021年10月06日レース予想

「ダートでもクリスティ」

 

 クリスティは14戦中芝【5-2-0-6】、ダート【0-0-1-0】。唯一のダートは昨年の関東オークスで、初ダートながらレーヌブランシュから5馬身半差の3着(1.1秒差)となっている。その後再び芝に戻り、リステッドの六甲ステークスに勝った。近走はヴィクトリアマイル10着、関屋記念6着と重賞ではひと息。今回再びダートに挑戦となるが、芝でのレースぶりからは4歳になり以前よりも成長が感じられる。前走に引き続きミルコ・デムーロ騎手が騎乗。二刀流成功なるか。同型のラインカリーナがいて展開は厳しいが、久々のダートに対応なら能力差はない。

 

 テオレーマは1600m~1800mで5勝。今春のマリーンカップでは上がり36秒6、大外一気で印象に残る差し切り勝ちをみせた。ムラな面はあっても決め手は上位。休み明けでプラス9キロのスパーキングレディーカップは道悪も重なり9着。絞れた方が良いが、再び休み明けで仕上がり具合がカギになるが、クリスティ、ラインカリーナが折り合わないようなら、必ず出番が来る。

 

 グランデストラーダは2走前のスパーキングレディーカップで3着。転入初戦のエンプレス杯が11着大敗だっただけに、これでようやく態勢が整った。前走名古屋の秋桜賞で7馬身差の圧勝と勢いをつけて挑戦する。JRA3勝中2勝が1800m。血統からもここは条件が揃っている。JRA勢に中心馬不在なら、この馬にもチャンスはあるはずだ。

 

 ウェルドーンは今年の関東オークス馬。単騎マイペースのケラススヴィアを難なく捕らえたが、タイムは2分18秒3と近年では遅かった。ただし、前走のジャパンダートダービーでは勝ったキャッスルトップからアタマ+アタマ差の3着なら、大井コースに目処がついた。あとは初の古馬相手がどうかだけ。

 

 レーヌブランシュは昨年の関東オークス馬。2分16秒3は近年でも傑出したタイム。その後は未勝利も、今年1月のTCK女王盃でマルシュロレーヌ(本家BCディスタフに遠征)の2着と好走。除外後になるが、古馬混合の牝馬ダートグレード競走では3、4、5、2、5着と堅実で、一連のレースの上位馬が抜けた今回はチャンス到来だ。JRAダート2戦大敗後休養、前走は公正保持で取消とリズムが悪い近況だが、大井1800mの経験からは差はない。

 

 ダイアナブライトはダート1700m~1800mで3勝。前走牡馬オープン相手のBSN賞で5着なら、この馬も力差はない。

 

 ラインカリーナは一昨年の関東オークス勝ち馬。以降佐賀記念、エンプレス杯などソコソコ見せ場をつくっている。前走は盛岡のビューチフルドリーマーカップ1着。同型クリスティ次第だが、すんなりマイペースなら渋太い競馬する。

 

 ◎クリスティ
 ○テオレーマ
 ▲グランデストラーダ
 △ウェルドーン
 △レーヌブランシュ
 △ダイアナブライト
 △ラインカリーナ

 

(日刊競馬小山内完友)

 

 
 
 
 
 
 
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