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【帯広】競馬専門紙記者の重賞予想(1/3 天馬賞)

帯広 重賞

2022年01月02日レース予想

明け5歳、三冠の最終戦。定量戦で行なわれるため紛れが少ない一戦。過去のデータでは実績のある牡馬が結果を出しており、今年も重賞勝ちのある5頭に注目して予想を組み立てていきたい。


◎カイセドクター
重賞ではあと一歩が続いていたが、夏のはまなす賞で待望の初Vを飾った。収得賞金が上位でトップハンデを背負わされる条件もあったが、今回は定量で思い通りの競馬が可能。昨年メムロボブサップで三冠を決めたリーディング阿部騎手とのコンビで2年連続の頂点を狙う。

 

○キョウエイリュウ
実績は一番。そのため常にハンデを背負わされて今季は重賞未勝利とこの馬としては不本意なここまでのシーズンだが、ここ2戦はオープンで連勝。軽い馬場は切れ味で勝負するこの馬にとって最高の条件であった。今回も軽い馬場は必至、最後の一冠で本領発揮。

 

▲ゴールドハンター
荒削りな部分が多い馬だが、昨年のはまなす賞、今年は三冠緒戦の柏林賞を制するなど、うまく折り合った時には物凄い力を発揮する。展開には注文はつくが、常に一発の魅力がある。

 

△ヤマトタイコー
ペルシュロン産駒で今のスピード競馬が主流のばんえいでは少なくなったが、この馬は母方のスピード血統を引き継いでおり、その点は問題なく、順調に成長。昨年はダービー2着。三冠二戦目の銀河賞で嬉しい重賞初勝利を挙げてオープン昇級。成長力を期待するならこの馬だろう。

 

△コマサンダイヤ
イレネー記念の勝ち馬で3歳三冠の緒戦であるばんえい大賞典を勝ったあとはハンデを背負わされて順調さを欠き、長い間苦労していたが、時間をかけて調整した成果が銀河賞で2着と復活の足掛かりを示した。まだ不安は残ってはいるが、実績馬が復調とあれば無視はできない。



ケイバブック定政 紀宏

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