「本格化セイカメテオポリスが差し切る」
人気の中心は昨年６馬身差圧勝の勝ち馬で、金沢ＪＢＣクラシックの覇者ミューチャリー。これは仕方ないが、◎はここにきて急上昇中の４歳馬セイカメテオポリス。
前走ブリリアントＣで②着。2600ｍの金盃でも２着しており、ハイレベルと言われる４歳世代でも上位の一頭に昇り詰めた。ダイオライト記念５着はミューチャリーとは0.1秒差。追い込み一手の脚質的に勝ちみの遅さは気になるが、末脚は強力。この中間とにかく調子が良く、追い切りも上々。有力馬を一気に差し切る。
もちろん連覇がかかるミューチャリーは軽視できない。ＪＢＣクラシック後は４、10、３着だが、ＪＲＡ遠征のフェブラリーステークスを除けばいずれもコンマ差の競馬で地力はみせている。南関馬同士の定量戦なら格の違いをみせつけたいところだが、当然他馬からはマークされるだろう。
前走ブリリアントカップで南関移籍後初勝利を飾ったロードゴラッソも要注意。抽選対象からの出走で９番人気の評価だったが、ひとまくりで快勝は地力の証明。もともとがＪＲＡ時Ｇ(Jpn)Ⅲ２勝の実績馬だけに、軌道に乗ればあれぐらい走っても不思議はないし、勢いそのままミューチャリー撃破も十分ありえる。
ランリョウオーは今年はオープン、準重賞で３勝だが、能力は５歳以上の世代相手でも互角以上。重賞でも好勝負だ。
ブリリアントカップ３着のノンコノユメは0.7秒差と少し離されたが、終いの伸びは10歳を迎えてもまだまだ健在。年齢的に上積みは見込めないが、大井2000ｍならばまだまだ上位争いは可能だ。
昨年の２着馬フィアットルクスは、前走ブリリアントカップ４着。休み明けで58キロなら上々の滑り出し。叩き２戦目【5-0-0-2】からも今回上積みが見込める。
キタノオクトパスは一昨年のジャパンダートダービー３着馬。南関移籍後は重賞含め【1-3-0-0】と高い南関適性をみせている。
◎セイカメテオポリス
○ミューチャリー
▲ロードゴラッソ
△ランリョウオー
△ノンコノユメ
△フィアットルクス
△キタノオクトパス
（日刊競馬：小山内完友）
