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【川崎】競馬専門紙記者の重賞予想(6/14 川崎スパーキングスプリント)

川崎 重賞

2022年06月13日レース予想

「900mの超短距離戦 キモンルビーが巻き返す」

 

 習志野きらっとスプリントのトライアルが昨年より重賞昇格。このレースのトライアル・スパーキングスプリントチャレンジ1~3着馬を中心に、今年も川崎900mのスペシャリストが集結した。


 船橋記念でカプリフレイバーを退けたキモンルビーが本命。カプリ57.5キロ、キモン53.5キロと斤量に恵まれた面も確かにあったが、C2転入の同馬が11連勝で重賞制覇は類まれなスピードと素質の証明。休み明け2戦は大外から逃げて息持たず、スタート直後に躓きでいずれも2着だったが、底が割れたわけでもないし、同距離、同コースの前走トライアル戦を叩かれ、態勢は整った。


 コパノフィーリングは船橋記念3着以来の久々だが、転入初戦からも鉄砲は利くタイプ。昨年の習志野きらっとスプリント、兵庫ゴールドカップと重賞2勝はメンバー中でも実績上位。あとは初距離の900m適性がどうかだけ。

 

 前走トライアルのスパーキングスプリントチャレンジを勝ったファントムバレットも当然注目だ。下級条件を含み川崎900m【6-1-1-0】と距離、コース適性は断然で、その前走では52.9秒をマークし、重賞級のスピードも証明した。まだB1クラスで今回53キロと斤量に恵まれたのは大きなプラス材料。勢いが重視なら4連勝で一気に重賞制覇も十分ある。

 

 エンテレケイアが昨年11月のA2下でマークした52.4秒のタイムは、今回メンバー中最速。休養明け2戦はいずれもファントムバレットの2、3着だが、休み明けで順調度の違いもあり勝負づけは済んでいない。川崎900m【1-1-1-0】。今回叩かれ3戦目で逆転は可能だろう。

 

 プリモジョーカーは地元川崎4勝すべてが900mのスペシャリスト。前走のトライアルは好位で厳しい展開になった。叩かれ3戦目で上積みはある。

 

 大駆けがあるとすればジョーロノか。早熟の懸念はあるが新馬戦800m5馬身差圧勝からもスプリント戦は本質向くはず。

 

 無印だが、好枠引いたコウギョウブライトは2走前に北海道の快速馬アザワクに競り勝つ金星。川崎900mで3勝、53.0秒(不良)なら十分通用するタイム。叩かれた変わり身に注意。

 

◎キモンルビー
○コパノフィーリング
▲ファントムバレット
△エンテレケイア
△プリモジョーカー
△ジョーロノ

 

日刊競馬小山内完友

 
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