ウマプラ

【大井】競馬専門紙記者の重賞予想(6/28 優駿スプリント)

大井 重賞

2022年06月27日レース予想

「プライルード、短距離路線で素質開花」

 

 プライルードは、道営時に新馬戦を勝ったのみだが、栄冠賞、イノセントCと2戦連続2着。大井の外厩に移籍後も勝ち切れないが交流重賞の兵庫ジュニアグランプリ、全日本2歳優駿で3着とその走りは高く評価できるもの。京浜盃は伸び切れず4着で、羽田盃では直線全く伸びず13着に敗れ、今回から短距離路線に変更。半姉のブロンディーヴァは、東京プリンセス賞13着から挑んだこのレースで一昨年2着に好走している。母の父サクラバクシンオーの血が色濃く出ているようなので、この距離で素質開花を期待する。

 

 ティアラフォーカスは新馬戦から4戦連続1600㍍を使い続けて勝ち切れず、2着2回差が最高だったが、1200㍍に距離を短縮してからは4戦4勝。前走のトライアルを完勝し、ここに向けて順調な仕上がりを見せている。ハナには拘らないし、持ち時計も一番。勢いそのままに5連勝で重賞制覇も夢ではない。

 

 スティールルージュは道営時にフルールCなど3勝を挙げ、船橋転入後はローレル賞、ユングフラウ賞、若潮スプリントを制している。距離は幅広くこなすが、スピードを生かせる短距離がベストの印象。しかし、別定戦のため牝馬ながら57キロを背負ってしまうことがネックになる。牡馬のプライルードやティアラフォーカスと同じ斤量での出走は不利とみて▲までとした。

 

 フィリオデルソルは、道営時に新馬戦、オープンと1200㍍戦で2連勝。大井転入初戦の3歳特別では後の羽田盃馬ミヤギザオウのコンマ1秒差2着。しかし、その後2戦結果が出ず、距離を短縮した前走のトライアルでティアラフォーカスの2着に好走。母は中央時に短距離戦で4勝しており、血統的にも短距離が向く。前走以上のメンバーが揃ったが、1200㍍なら再度上位争いに加われる。

 

 エスポワールガイは、初コースだった若潮スプリントで4着に善戦し、前走トライアルで3着。一息後を2戦して良化気配で、前走以上の走りは可能。ポッドヘイローは、前々走の3歳戦でティアラフォーカスの2着で、古馬相手の前走で2着に好走。力をつけておりチャンスはある。スタースタイルは、初コースの若潮スプリントで、スティールルージュに離されはしたが2着を確保。デビューから6戦連続で連対を果たしており、相手なりに走れるだけに侮れない。エミーブレイズは、川崎転入後3連勝で挑んだユングフラウ賞で2着に好走しているが、東京プリンセス賞では7着まで。道営時に1000㍍戦を勝っているし、川崎転入初戦は900㍍戦を勝っている。短距離は向くはずで、距離短縮で一変があって不思議はない。

 

◎プライルード

○ティアラフォーカス

▲スティールルージュ

△フィリオデルソル

△エスポワールガイ

△ポッドヘイロー

△スタースタイル

△エミーブレイズ

 

勝馬山形宗久

 
勝馬