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【川崎】競馬専門紙記者の重賞予想(7/6 スパーキングレディーカップ [JpnIII])

川崎 重賞

2022年07月05日レース予想

「ショウナンナデシコの4連勝に期待」

 

 TCK女王盃が重賞初挑戦だったショウナンナデシコは、そこではテオレーマに敗れたが、次走エンプレス杯を制して重賞初制覇。勢いそのままにマリーンCも制して重賞連勝。牡馬相手でどうかと思われたかしわ記念では、好枠を利して逃げ、テイエムサウスダンの厳しいマークに遭いながらも逃げ切って重賞3連勝。ダート牝馬の頂点に立った。今回はエンプレス杯、マリーンCで勝負付けの済んでいる馬との対戦とあって、重賞4連勝は濃厚とみた。58キロを背負うのが初めてなのでそこは課題になるが、力量的に差があると思われ、今回も期待できる。

 サルサディオーネは、エンプレス杯、マリーンCとショウナンナデシコの後塵を拝し続けている。この差を逆転できるかとなると厳しいかもしれないが、逃げてくださいとばかりに1番枠を引き当て、楽に逃げられれば可能性はなくはない。58キロの斤量もマリーンCで背負った経験があるのは強味だし、日本テレビ盃、さきたま杯で牡馬を破った実績から当然上位争いに加われる。

 レディバグは期待したマリーンCでは好位を追走できたが、深い馬場に脚を取られて早々と後退して5着まで。あれは力差ではなく、深い馬場への適性の差が出ただけ。前走の栗東Sでは、牡馬相手だったが鮮やかな差し切り勝ちを決めて巻き返して見せた。今の川崎競馬場の馬場なら不安はないし、雨が降って更に軽い馬場になればこの馬の力を存分に発揮できる。上位2頭を破る可能性は十分ある。

 レーヌブランシユは、関東オークスと昨年のレディスプレリュードを制したのみだが、牝馬限定の交流重賞では掲示板を外したことがない。レディスプレリュードではテオレーマを破っており、あの時のように前々で流れに乗れれば侮れない。主戦である松山騎手に鞍上が戻り、チャンスはある。

 グランパラディーゾは、マイルCSやスプリングSを勝ったステルヴィオの半妹という良血馬。中央時は3勝クラスを卒業できなかったが、そのまま中央にいてもオープン入りが叶ったはずの素質の持ち主。地方のダート適性さえあれば、今後の南関東の牝馬重賞で活躍できるはず。斤量差を生かしてどこまで上位に迫れるかだが、今回結果を残せなかったとしても、この経験が今後に繋がるのは間違いない。

 キムケンドリームは、北海道2歳優駿を制し、UAEダービー2着のエピカリスの半妹という血統。ショウナンナデシコと同じくオルフェーヴル産駒で地方のダート適性は高いと思われる。芝のマーメイドSに挑戦した前走は度外視、ダート重賞は初挑戦になるが前々で流れに乗れるだけに注意が必要だ。

 

◎ショウナンナデシコ

○サルサディオーネ

▲レディバグ

△レーヌブランシュ

△グランパラディーゾ

△キムケンドリーム

 


勝馬
山形宗久)


 
勝馬