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【船橋】競馬専門紙記者の重賞予想(11/30 船橋記念 )

船橋 重賞

2023年11月29日レース予想

「寒風切り裂く極限のスピード勝負。南関スプリンターのドリームマッチ」

 

 施行時期の変更により今年二度目の開催となる船橋記念。その1月に行われた船橋記念、そして同舞台で行われた習志野きらっとスプリントの上位陣が三度顔を揃え、今年最後の速力勝負に決着をつける時がきた。

 

 船橋千メートルならキモンルビーの独壇場だ。

 船橋コースは16戦12勝、2着4回。船橋千メートルは7戦3勝、2着4回と連対パーフェクト。1月の船橋記念では惜しくも2着に敗れ連覇達成はならなかったが、ダッシュひと息で得意の先行策に持ち込めなかったのが最後の最後に響いてしまった。直線で馬群を割って伸び、先頭を窺うシーンもあったが、差し比べでは勝ったティアラフォーカスに分があった。習志野きらっとスプリントではハナを切ったが終始兵庫の快速馬メイプルシスターに絡まれ2頭雁行の形。それでも相手を競り落として最後は粘り切ったように、先行できればやはり強い処を証明して見せた。今回も同型馬がいて厳しい展開が予想されるが、仮に番手で運んだとしても破綻するシーンは考えづらい。

 

 船橋コース大得意の大井ギシギシが相手筆頭。

 南関東、そしてJRAのスプリンターと比較しても負けず劣らない超抜スタートダッシュがセールスポイント。一時期そのダッシュが鳴りを潜めていた時期もあったが、前走のJBCスプリントでは結果は別としてらしさが大分戻ってきた様子。先行しなかった習志野きらっとスプリントでも正に鬼脚でキモンルビーに迫り、前半温存した分の脚を後半の切れ味に転嫁できることも証明。枠順的に見ても今回は先行策に持ち込みそうで、キモンルビーとの兼ね合いが焦点に。先行勝負で相手とガッチリと組んで船橋千メートルのスペシャリスト対決に決着をつける。

 

 一連の低迷を脱出したとあればプライルードも侮れない。

 2歳時には兵庫ジュニアGP、全日本2歳優駿でともに3着。当然クラシック路線で…と期待されたが、距離延長で奮わなかったと見るや即短距離へ路線変更。それが功を奏して優駿スプリントで初重賞制覇。返す刀で臨んだアフター5スター賞では歴戦の古馬を撃破して、南関短距離路線の頂点に一気に駆け上がると思われたが、その後が一気に低迷。JRA勢も含めた超一線級相手であったり、リズムに乗れない走りであったとしても、以前の成績を考えると意外なほどの閉塞感。しかし、休み明け三戦目、二度目の船橋コースの前走ではそれまでの鬱憤を一気に晴らす鮮やかな差し切り。時計も優秀でこれなら長いトンネルを脱出したと見ても良さそうだ。素質馬が復調成ったとあれば、逆転のシーンまで不思議はない。

 

 船橋記念ではキモンルビーを破り金星を挙げたティアラフォーカス。こちらもその後がひと息の結果に終わっているが、重賞勝ちを挙げた舞台に替わり真価の問われる一戦。

 オープン実績は十分なのに重賞に手が届かないのがもどかしいブンロート。好、凡走の波があるタイプだけに全幅の信頼?だが、休み明けの前走を経て型通り良化とあれば軽視は禁物。

 一貫して短距離路線を突き進むカプリフレイバー。昨年のアフター5スター賞2着以降が意外なほどに低迷。ただし、前走のトライアル3着が契機になるとみれば、まだ見限れない存在。

 

◎キモンルビー

〇ギシギシ

▲プライルード

△ティアラフォーカス、ブンロート、カプリフレイバー

 

(ケイシュウNEWS:石井 一治)

 
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