◎ロードフォンス
フェブラリーSの前哨戦で、例年かなりの強豪が集まる根岸Sで連対。あらためて能力の高さをアピールした格好。初めての重賞挑戦で、直線では空馬による不利があっての結果だけに、素直に評価していいだろう。いかにも伸び盛りで力をつけているといった近況。使った上積みも十分で、重賞初制覇といきたい。
〇サンライズホーク
力のいる地方の馬場に適性を見出されて交流重賞を3勝。マイル以下の距離を得意としていて、このかきつばた記念は前年に制しているゲンのいいレース。当時は逃げの手に出たが、どんな競馬もできる自在性を兼ね備えているのがこの馬のいいところ。ここも臨機応変に対応して勝ち負けに持ち込んできそうだ。
▲エートラックス
東京盃では惨敗を喫するも、暮れの兵庫GTでは軌道を修正することができた。レベルが高いと言われる4歳世代の一角で、常に大崩れなく駆ける堅実さと、当地向きのスピードが魅力。いかに自分の競馬ができるか展開がポイントになるが、多少強引にでも行き切ってしまえば簡単には止まらない。
△ペイシャエス
見事に勝利した22年の名古屋グランプリ以来の参戦になる。それもあって2000m以上が理想というイメージはある。ただ、強い相手を向こうに回して大差ない競馬ができている最近の走りからすればそれほど気にならないし、レースの幅が広がっている感じもする。思い出のコースで当地での重賞2勝目を狙う。
×サントノーレ
圧倒的パフォーマンスで決めた京浜盃に続いて、9月の戸塚記念でも後続を全く寄せつけない完勝劇を演じてみせた。ジャパンダートダービーではフォーエバーヤング以下に離されてしまったが、あれだけで見限れない素材。距離に関しても1500mは鎌倉記念を勝っており、それほど心配はないか。
×シャマル
実績ではなんといってもこの馬。JpnⅠのかしわ記念勝ちが金看板だ。他にも全国各地を渡り歩いて交流重賞6勝、歴戦の雄といった貫禄が漂う。今年で7歳となったが、前年のJBCスプリントでは2番人気に支持されたように、衰えは全く感じない。昨年の同レース4着の雪辱を果たすか。
馬券の軸は力をつけるロードフォンスが最適か。⑧②⑦が逆転含みの相手候補。
3連単フォーメーション
①→⑧②⑦→⑧②⑦④⑤
⑧②⑦→①→⑧②⑦④⑤ (計24点)
(競馬東海:大台和也)