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【大井】競馬専門紙記者の重賞予想(9/17 東京記念 )

大井 重賞

2025年09月16日レース予想

「南関のスタミナ自慢が集結!今宵は大井のマラソンレース」

 

1964年の東京五輪開催を記念して創設された当レース。第1回から第14回までは「東京オリンピック記念」の名称で実施され、1978年以降は「東京記念」として施行されている。距離は創設以来一貫してダート2400メートル。第1回優勝馬はロイヤルナイトで、その名は東京記念当日の第10競走のタイトルに冠されている。
今年も豪華メンバーが揃った。23年のダイオライト記念勝ちの実績が光るグロリアムンディ、東京記念トライアルを制して挑むグリューヴルム。23年の東京記念勝ちを筆頭に地方重賞5勝の重鎮セイカメテオポリス、JRAオープンから転入のナチュラルハイ。そしてデビューからコツコツと勝ち星を重ね、18戦目にして重賞へ駒を進めてきたマルカンラニなど、例年以上に粒揃いの顔触れとなった。

 

◎グロリアムンディ
 2020年のJRA新馬勝ちは芝2000メートルだったが、その後もう1勝が挙げられず3歳の晩秋にダートへ路線変更。これが図に当たり怒涛の4連勝。初の重賞挑戦は名馬オメガパフューム(東京大賞典4連覇など)の軍門に下ったが、正に水を得た魚の如くダート路線で活路を見出した。その後船橋のダイオライト記念では巧みなコーナーワークから直線突き抜けて9馬身差の圧勝劇。ダートグレード初挑戦にして初重賞勝ちを飾った。以降は平安ステークス、コリアカップ2着など実績を積み重ね、今春に南関東へ電撃移籍。転入緒戦こそまだ環境になれていなかったのか3着に敗れたが、続く川崎の中原オープンでは意表とも思える逃げの手。そのまま後続に影を踏ませず、終わってみれば7馬身差をつけ改めてその底力を誇示して見せた。今回は重賞出走となるが、2400メートルはダイオライト記念で克服しているし、その実績はこのメンバーに入っても堂々誇示できるもの。大井コースも東京大賞典出走時に経験済みで戦法も自在なら大きな死角は見当たらない。次なるステージへ向かうためにもここで足踏みはしていられない。

 

○グリューヴルム
 同馬も今春から南関東に活躍の場を移した点は前述のグロリアムンディと共通項はあるが、こちらは一度芝を使ったのみでJRAデビューからほぼ一貫したダート路線。ただ、重賞勝ちの縁には恵まれなかったが、南関東移籍緒戦のブリリアントカップでは7番人気という評価に反して3着。その後はグロリアムンディに敗れたりなど2着が続いたが、前走の東京記念トライアルで南関東初勝利。着差こそ僅かだったにせよ、右回りの2400メートルという舞台設定がピタッとハマった様子。ベストともいえる舞台でグロリアムンディに再び挑戦状を叩きつける。

 

▲エクセスリターン
 同馬もJRA在籍時はダートの中長距離が主戦場。重賞実績は名古屋グランプリ5着が目立つ成績。南関東移籍後4戦は1800メートルを使われ勝ちに届かず。前走の東京記念トライアルではグリューヴルムを最後まで苦しめたものの僅か及ばず惜敗となったが、明らかに距離を延ばして良さが出た格好。強敵が立ち塞がっているが、二度目のこの舞台で真価が問われる。

 

△マルカンラニ、ヴィアメント、ナチュラルハイ、ヴェルテックス
 マルカンラニは2歳暮れの千四の新馬戦こそ6着。しかし、その後は大事に使われ、距離延長や左回りなど様々な課題をクリアしていき、10戦5勝、2着1回、3着1回というほぼパーフェクトな戦績。現在A2の身ではあるが満を持しての重賞挑戦。今回も克服すべき課題は多々あるが、未だ底を見せていない点は魅力十分。
 南関転入後はライアン・クアトロ騎手を背に2連勝を飾ったヴィアメント。その後重賞では結果を得られていないが、強敵を相手してきたことを糧にして食い込みを狙う。
 今回が実質転入緒戦(先週の川崎に出走予定だったが天候不順により開催取り止め)となるナチュラルハイ。JRAでは2歳の7月と早期に新馬勝ちを収めたが、3歳春からはダート路線へ。ゆっくりとではあるが着実に成長を重ねオープン入り。オープンでは昨年の函館マリーンステークスを勝ち、満を持しての南関東入り。距離を含め未知の面多数だが、名門小久保厩舎が送り出す新星の走りに要注目。
 21年の名古屋グランプリを制しているヴェルテックス。その名古屋グランプリ以降勝ち星がなく8歳の秋を迎えようとしているが、舞台を問わず走りは堅実。2走前は思わぬ大敗を喫したが、立て直して前走の東京記念トライアルは差のない4着。まだ力が衰えた感はなく、混戦模様になった際には間隙を縫っての激走のシーンに注意したい。


ケイシュウNEWS石井 一治


 
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