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【船橋】競馬専門紙記者の重賞予想(11/5 平和賞)

船橋 重賞

2025年11月04日レース予想

「今年もホッカイドウ競馬所属が有力、ミリオンクラウンだ」

 

 平和賞は今年で71回を迎えるが、過去にはシーチャリオット(東京ダービー優勝)、インサイドザパーク(東京ダービー優勝)、ストゥディウム(羽田盃優勝)、ヒカリオーソ(東京ダービー優勝)、ヴァケーション(全日本2歳優駿優勝)とクラシック戦線で活躍する馬を輩出している。しかしここ3年連続でホッカイドウ競馬所属馬が優勝しており、22年は1、2着、23年に至っては1~3着を占められている。今年はホッカイドウ競馬から3頭が遠征してきており、それを迎え撃つのは地元船橋から4頭、川崎から2頭で9頭立てとなった。

 

 ミリオンクラウンは、新馬戦(門別1100m)こそ6着に敗れたが、距離を延ばしてからは安定した成績を残しており、4戦目のアタックチャレンジ(門別1600m)で勝ち上がって、次走は中央に遠征してコスモス賞(札幌芝1800m)で2着に好走。札幌2歳ステークスでは8着と結果を残せなかったが、1着からコンマ9秒差の競馬はできていた。長距離輸送、左回りと課題はあるがコスモス賞2着は伊達ではない。

 

 ロードレイジングは、新馬戦(川崎1400m)、初陣賞(川崎1400m)と連勝して挑んだルーキーズサマーカップ(浦和1400m)を快勝してデビューから3連勝で重賞制覇。スタートは甘いが、直線は追って反応し、しっかりと末脚を使えるタイプ。しかし前走の鎌倉記念は出入りの激しい流れが向かなかったのか、それとも少しレース間隔があいたことが影響したのかその末脚が見られず。この脚質なので船橋コースに替わるのはプラスで、前走を叩いた分の上積みもあるはず。

 

 コンヨバンコクは、新馬(船橋1500m)、2歳特別(船橋1500m)と連勝したが、その後2戦は大井に遠征して2戦ともに4着。6頭立てと8頭立てでの4着で評価は微妙だが、前走平和賞のトライアルレースであるチバテレ盃(船橋1700m)を快勝して地元に限れば3戦3勝。相手は強化されるが、負けなしの地元なら勝負になるはず。

 

 クラウニングカップは新馬戦(門別1700m)から挑んだアタックチャレンジ(門別1700m)でミリオンクラウンを2着に降している。また、その時の4着馬がモエレサワンミヤギなのだ。ここ2戦は重賞で6着続きだが、盛岡に遠征したり、強敵にぶつけたことがいい経験になっているはず。半姉にケンタッキーオークス馬がいる良血馬で、血統的な魅力もある。スマトラフレイバーは、新馬(船橋1000m)、2歳特別(船橋1200m)、2歳特別(川崎1400m)とデビューから3連勝。休み明けの鎌倉記念は厳しい流れで6着に惨敗したが、すんなりと先手が取れれば走りも変わるはず。休み明けを叩いた上積みもあり、一変が有り得る。キングペルレは、新馬戦(船橋1500m)を好タイムで快勝し、次走2歳特別(船橋1500m)で2着に敗れたが、平和賞と同じ船橋1600mで行われた2歳特別戦できっちりと巻き返して見せた。そこなら挑んだチバテレ盃では4コーナーで中止してしまったが、追い切りでスマトラフレイバーと併せ馬で追って先着した動きから、その不安はなさそう。レースセンスがあり、ここで通用して不思議はない。

 

◎ミリオンクラウン

○ロードレイジング

▲コンヨバンコク

△クラウニングカップ

△スマトラフレイバー

△キングペルレ

 

(勝馬:山形宗久)

 
勝馬