ウマプラ

【船橋】競馬専門紙記者の重賞予想(5/5 かしわ記念 [JpnI])

船橋 重賞

2026年05月04日レース予想

「名マイラーがGWを賑わす大一番」


 2005年からJpnⅠ格付けになり約20年。その勝ち馬は地方・JRAの歴史に名を連ねる名馬が勢ぞろい。今年もフェブラリーSを制したコスタノヴァ、昨年船橋で行われたJBCクラシックの覇者ミッキーファイト、そして当レース3連覇が懸かるシャマルなどビッグネームが名を連ねた。春のマイル最強馬決定戦として今年も白熱したレースが展開されることは間違いない。

 

◎ミッキーファイト
 昨年のJBCクラシック優勝馬が再び船橋に登場。5歳にしてここまでキャリア11戦だが、すべて3着以内のハイアベレージ。過去マイルは新馬と昨年のフェブラリーS(3着)のみで決してベストとは言えない距離だが、コース適性で相殺可能とみる。他馬が一長一短の悩みを抱えるだけに、トータルバランスで優る同馬が優位という見立て。休み明けという関しては当初ドバイを目標に調整されていただけに、大きな割引きとはならないはず。1週前追い切りでは羽田盃を制したフィンガーをアッサリと突き放しており態勢万全。そのフィンガーに続き今週も重賞制覇成るか、厩舎の勢いも後押しする。

 

○コスタノヴァ
 フェブラリーS連覇でマイル路線なら当代一といっても過言ではない実績。ただし、良績の殆どが東京コースに集中しており、一周競馬や地方ダートではややパフォーマンスが落ちる傾向。絶対視された昨年のかしわ記念やさきたま杯ではスタートで安目を売っており、不安を残す結果となった。ただし、ブリンカーを装着した前走で若干改善されており、スタートさえ五分に切れれば単の目も十分ある。

 

▲ウィルソンテソーロ
 24年佐賀のJBCクラシック勝ちを始め、国内外、距離を問わず安定した成績を挙げるオールラウンダー。しかし、あと一歩の処で涙を呑むケースが多々あり、詰めの甘さも同居。昨年の南部杯勝ちがあるように左回りは全く苦にしないはずだが、その後の船橋JBCクラシックでは直線に入ってから加速せず大きく離された5着。船橋コースが合わなかったのか疑問を残すところで、コース二度目となる今回は真価が問われる。

 

△ロードフォンス、シャマル、ナチュラルライズ、ジョージテソーロ
 昨年は僅差4着のロードフォンス。以降は今年の根岸Sを勝ったのみで、やや物足りなさが残るレースが多いのも事実。黒船賞は2番手から運んだものの4コーナー過ぎから手応えが怪しくなり4着まで。左回りに替わる点は好材料だが、千六では更に詰めが甘くなる恐れがある。
 かしわ記念3連覇という偉業の懸かるシャマル。昨年はかしわ記念を勝利した後、さきたま杯もレコードタイムで完勝しておりダート短距離の頂点に上り詰めたかに思えたが、秋以降の4戦が全て1秒以上の大敗。4連覇が懸かっていた黒船賞も大敗を喫しており、年齢的な衰えも懸念される。今回は久々に川須騎手が騎乗。これで往時の走りを取り戻せるのか注目。
 昨年は羽田盃と東京ダービーの二冠を制覇したナチュラルライズ。やや気の悪い面を見せながらもモノが違うという勝ちっぷりだったが、三冠目のジャパンダートクラシックでナルカミに敗れると張り詰めた糸が切れてしまったのか、東京大賞典では4コーナーまで逃げ脚を伸ばしていたが直線では全く抵抗することなく後退してしまい惨敗。マイルに切り替え、差しに構えた前走が功を奏すれば復活の目も。
 今年から南関東に活躍の場を移したジョージテソーロ。転入緒戦は勝ち時計ともに格の違いを見せる走りで完勝。続くフジノウェーブ記念を2着すると前走は鞍上の巧みな手綱捌きにも導かれ重賞勝ち。ビッグネームのウィリアムバローズを抑えてのモノだから価値ある勝利。JRA在籍時の実績から照らし合わせると大きくメンバーは上がった印象だが、アッと言わせる場面があっても何ら不思議はない。

ケイシュウNEWS石井 一治

 
ケイシュウ