モエレサワンミヤギが混戦を断つ
東京湾カップは今年で40回になるが、第1回の優勝馬がイナリワン。他にもアマゾンオペラ、アローセプテンバー、アジュディミツオーなど名馬が名を連ねている。ここ10年に限ると1番人気で優勝したのは21年のギガキングのみで、2着も20年のエメリミット、22年のロマンスグレー、24年のシシュフォスの3頭のみ。そしてその優勝馬の前走は全て2着以下という共通点もある。22年の優勝馬タツノエクスプレスはクラウンカップ6着から巻き返しており、波乱の傾向にある。今年は14頭とフルゲートになり、その内前走を勝っている馬が6頭。また前走逃げて連対した馬が4頭いて逃げ争いも激しくなりそう。流れを読むのが難しく混戦模様。区切りの40回、果たしてどの馬の頭上に栄冠が輝くのか面白いレースになりそうだ。
モエレサワンミヤギは道営デビューで、勝ち上がるのに6戦を要したが、平和賞で2着など活躍。転入初戦のセラフィナイト賞(大井1800m)で6着に敗れ、次走3歳特別(船橋1500m)も4着と案外。大井戦は転入初戦で環境の変化に戸惑った可能性があるし、船橋戦は距離が短かっただけ。前走トライアル戦のアクアマリンカップ(船橋1700m)でようやく本領発揮して快勝。相手は強化されるが、地元のこの舞台なら大きく崩れることはない。また、祖母がサンデーサイレンスの全妹で、半兄ツムタイザンは兵庫で重賞勝ちなど活躍しており、血統的な魅力がある。
ベイビーザロックは道営デビューで、1200m戦で2勝を挙げ、大井転入初戦(大井1600m)こそ4着に敗れたが、その後2連勝(大井1600m、大井1800m)。マテラスカイ産駒だが前走は1800mをこなしているし、逃げられれば距離は問題なし。しかし、この馬より内枠にアウフグース、ニンゲンテイイナがいて、外枠にはオリジナルパターンと同型馬が揃っている。逃げ宣言をしているが、同型馬との兼ね合いが鍵を握る。
ヤギリアイビスはここ2戦が出遅れ続きで流れに乗れず結果を残せていないが、ニューイヤーカップ(浦和1600m)2着がある実力馬。結果モコパンチの差し脚に屈したが、内容的には勝ちに等しいもの。血統的には母の全弟にバーディバーディがいるので、1700mは苦にしないと思われる。力を発揮するためにもスタートを決めたいところだ。
エクセレンティは、デビューから5戦3勝2着2回と連対パーフェクト。休み明けに加えて初コース初めての距離と課題は多いが、それを克服するだけの潜在能力を持ち合わせている。ララメテオは、新馬戦(川崎1400m)を勝って以来勝ち切れないが、鎌倉記念(川崎1600m)4着、クラウンカップ(川崎1600m)3着など、強敵にぶつけて力をつけている。初コースは課題になるが、母は中央時にダートの中距離戦で4勝を挙げており、距離延長はプラスに働く。オリジナルパターンは、前走クラウンカップ(川崎1600m)で果敢に逃げて2着。今回は大外枠を引いただけに、内枠の同型馬の出かたが気になるところ。コンヨバンコクは、2歳時にチバテレ盃(船橋1700m)を勝っており、この距離で勝ち星があることは強味。近走は勝ち切れないでいるが、この距離延長で良さが出る可能性があり注意したい。
◎モエレサワンミヤギ
○ベイビーザロック
▲ヤギリアイビス
△エクセレンティ
△ララメテオ
△オリジナルパターン
△コンヨバンコク
(勝馬:山形宗久)