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【浦和】競馬専門紙記者の重賞予想(5/27 プラチナカップ )

浦和 重賞

2026年05月26日レース予想

「火花散らす白金トワイライト、大一番へ続く高速決戦」

 

準重賞として施行されていた当競走が重賞に格上げしたのは2018年。一昨年からダート体系の整備によって5月へ施行時期が変わり、さきたま杯トライアル競走になった。春のスプリント王決定戦に向けて勢いをつけたいスピード馬13頭が出走する。

 

◎イグザルト

昨年はフジノウェーブ記念でレコードに0秒3差の好時計をマークして7馬身差の圧勝。続く東京スプリントは0秒1差の4着に善戦し、当競走でもメンバー最速の上がりを繰り出して3着。今年も同様のローテーションを歩んで着順は下げているが、2戦とも敗因が明確。フジノウェーブ記念は先行勢に厳しいペースで失速、続く東京スプリントはゲート内で待たされた影響から発馬で後手を踏んだ形に。それでも前走で上がり最速を記録したように、内容的に衰えは感じられない。ズブさが増してきた今なら、むしろ1400メートルの方が力を発揮しやすそうだ。

血統面に目を向けると、父ドゥラメンテ、母父StormyAtlanticという配合で、パワー寄りの短距離適性を感じさせる構成。血統背景からも1400メートルがベストの印象を受ける。更にHaloの4×5クロスで瞬発力を底上げ。速い脚を長く使えるタイプに成長した。今回はエンテレケイアが逃げてハイペースの持久力勝負になりそうな展開。外目の枠から自分のリズムで運べれば息の長い末脚を駆使して突き抜けるシーンまで期待したい。

 

〇フルム

JRAではダート短距離で5勝を挙げ、中京ダート1400メートルのオープン勝ちや根岸ステークス5着など実績を残してきた。大井転入後は異なる戦法で連続2着と南関適性も十分感じさせる内容だった。前走は逃げる形になったが、これは距離延長でテンの速度が緩和した影響が大きい。本来はハナに拘らない立ち回り自在なタイプ。小回り1400メートルとの相性がよさそうだ。南関重賞は初挑戦となるが、これまでの実績からなんら見劣らない。更に今回は「左回り+外目の枠」という理想的な条件が整った印象で、イキナリから主役候補になって不思議はない。

父シニスターミニスターは前進気勢のパワー豊富な産駒が多いが、母父ドリームジャーニー、母母アビラ(カテドラルの母)の血が加わったことにより持続力や底力を補完。速い脚を長く使える血統構成という印象を受ける。◎より一列前で運べるなら本馬も外目マイペース追走ができそう。力を発揮できれば初タイトルも十分視野に入る逆転候補筆頭だ。

 

 ▲エンテレケイア

昨年は東京スプリントで◎に先着して3着。その後は川崎スパーキングスプリントと船橋記念を制覇。近走内容からワンターン巧者のイメージが強いが、A2時には準重賞勝ちを含め、浦和の一周競馬で計3勝。24年のゴールドカップで2着に入っているように重賞級が相手でも1400メートル適性は見劣らないのは強味。今回は同型との兼ね合いがカギとなるが、アジアエクスプレス産駒らしく二の脚が速いタイプで本馬がハナを主張する形になりそう。母父ブライアンズタイムでデピュティミニスターのクロスが内包されており、自分のペースに持ち込めれば渋太く粘り込めるタイプ。ハイペースの持久戦はむしろ歓迎で、持ち味をフルに生かせれば波乱を演出する可能性も十分だ。

 

△ベアバッキューン

前走のかしわ記念は陣営の思惑通りハナを叩いたが、さすがに相手が強かった。デビュー5連勝の勢いは薄れてきたが、2走前の川崎オープン戦では1500メートルを1分32秒7と出色の時計をマークして快勝と実力は南関トップレベルにあることは疑いようがない。本馬はストームキャットの4×4クロスを内包しており、スピードやダッシュ力に長けている印象。反面、前向きすぎる気性でムキになって逃げ馬と競り合ってしまう不安は残るが、外の番手でも競馬ができるのは強味だ。地力は確かで今回もマークは欠かせない。

 

△ジョージテソーロ

JRAでは早期からダート路線で活躍したが、オープンで頭打ちとなり浦和へ。転入後は①②①着で京成盃グランドマイラーズを制覇。重賞初タイトルをゲット。前走のかしわ記念ではJRA勢と互角に渡り合って5着。改めて地力の高さを証明した。今回も当然主役候補だが、ベストウォーリア産駒らしくやや乗り難しい面があり、最内枠は懸念材料。勝利した京成盃GMも外に出してから一気に伸びていた走りからも、内で我慢する形は不向きに映る。実力上位は確かでも、不安が上回るここはおさえまでの評価に留めたい。

 

△アウストロ

新馬勝ちの素質馬が4歳秋からブレイクし、C1から一気にオープンクラスへ駆け上がった。昇級後は年を跨いでゴールドカップと名古屋・梅見月杯を連勝。以降はややトーンダウンしたが、昨秋のオーバルスプリントではJRA勢に割って入って2着と、こちらも衰えは皆無。今年緒戦は2000メートルで息切れしたが、これは適性の問題。配合的にもベストといえる1400メートルに戻るのはプラス材料。勝負処で二段加速するタイプだけに、本領発揮なら上位を脅かす存在になりそうだ。

 

△プラウドフレール

昨年の3歳牝馬路線の中心的存在で、浦和ではユングフラウ賞と桜花賞を連勝。秋には交流重賞マリーンカップを勝利するなど、実績面はこのメンバーに入っても見劣らない。既成勢力との3戦は苦戦を強いられているが、うち2戦は交流重賞。ペースにも恵まれなかった印象が強い。今回は久々の内枠に入ったが、同じニューイヤーズデイ産駒の牝馬は我慢が効くタイプが多くマイナスにはならない。控えて新味を発揮できれば一発の可能性も十分で妙味十分だ。

 

(ケイシュウNEWS 海野 秀徳)

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