~二冠達成か、新星の誕生か、世代No,1決定戦~
南関東三冠競走が中央馬へ開放3年目の大一番。ダービー馬の称号をめざしフルゲート16頭、まさに上位拮抗といえるメンバーが集結。実力・人気通りの決着なのか、はたまた人気薄の激走があるのか、サッカーワールドカップ開幕前の水曜夜に競馬の祭典で大井が盛り上がる。
二冠達成へ申し分ない乗り込みで仕上がり万全のフィンガー。一冠目・羽田盃はロックターミガン、リアライズグリントとの激しい先行争いをスタートから繰り広げ、直線まで火花散る攻防。超大型馬で跳びも大きく瞬発力勝負でなく自分のペースでのびのび走れたことも勝因ではあるが、最後はロックターミガンを引き離して3馬身差。明らかに能力の違いを見せつける結果となった。距離延長も歓迎のクチ、立ち回りも自在で鞍上戸崎騎手も久々の東京ダービー制覇へ力が入る。
逆転狙うロックターミガンは最後苦しくなったが、執念の粘りで2着は確保。あれだけ競っていて崩れないのは想像以上にスタミナもついている証拠。距離延長はプラスのタイプではないが、ポテンシャルでカバーは十分。
シルバーレシオはユニコーンSを勝って勢いは一番といっていい。環境の変化へ対応できるがどうかが取捨のカギとなりそうだが、母系は地方ダートグレード好走馬が多数。一戦ごとに安定感が出てきて初コース大井でいきなりのシーンがあっても不思議ない。
リアライズグリントは強引さが裏目に出て力尽きた前走だが、勝負づけはまだ済んでいない。折り合っての一発も十分。サンラザール・ロウリュの大井勢は羽田盃同様一角崩しの期待も。兵庫二冠馬ゴッドフェンサーは正直、相手強化の一戦で秋の兵庫三冠達成に向けてどの程度通用するか力試しになりそうだが、楽しみもある。
◎ 12 フィンガー
○ 4 ロックターミガン
▲ 10 シルバーレシオ
△ 5 リアライズグリント
△ 1 サンラザール
△ 6 ロウリュ
△ 9 ゴッドフェンサー
日刊競馬・鈴木宏哉