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【川崎】競馬専門紙記者の重賞予想(6/17 関東オークス [JpnII])

川崎 重賞

2026年06月16日レース予想

「実績断然のタマモフリージアが主役を張る」

 

関東オークスは南関東牝馬の3冠目。2012年に船橋のアスカリーブルが制して以降、13年連続でJRA所属馬が勝利。ただし、近2年は2・3着に地方勢が絡んで奮闘。川崎2100メートルはコーナーを6回通過する特殊なコース形態で、スタミナと器用さが要求される舞台。

 

全日本2歳優駿2着が光るタマモフリージアの実績を信頼。JBC2歳優駿は新馬戦と違って馬込みの中で運ぶ形だったが、直線外に持ち出すとジリジリ脚を伸ばしての差し切り勝ち。道中手応えが怪しくなったように見えたが、追ってから渋太いタイプで勝負根性抜群。いかにも中長距離向きタイプな走り。連勝で臨んだ全日本2歳優駿では、牡馬相手にこの馬の武器である末脚が爆発。もう少し距離があれば…と感じさせる走りだった。勝負処での反応も格段に上がっていて、レース毎に進化を遂げている。クビ差まで迫ったパイロマンサーはUAEダービーで3着に健闘、負かしたベストグリーンは鎌倉記念で圧勝、サウジダービーにも遠征した素質馬。この2頭に割って入っての2着は価値が高い。休養明けだった前走の京浜盃は参考外でいい。道中早目に手が動いて末脚不発。勝ち馬ロックターミガンから離された6着に敗退したが、『環境の変化で飼い葉食いが落ちた』と陣営のコメントから、マイナス14キロの大幅馬体減で本調子から程遠かったのが敗因と推測できる。一旦仕切り直しで休養へ。5月17日から栗東坂路で時計を出し始め、約1ヵ月乗り込んで順調な仕上がり過程。直前のウッドコース追いは楽な手応えで軽快な動きを披露。力を出せる態勢で出走できそうだ。川崎競馬場は経験済みで前走のようなことはないだろう。距離延長は大歓迎だし、牝馬同士なら負けられない。

 

対抗は桜花賞を制覇したアンジュルナ。ルーキーズサマーカップ5着以降は、圧倒的な勝ちっぷりで牝馬重賞4連勝の快進撃。2着に惜敗した東京プリンセス賞はヘスペリス陣営の作戦勝ちだった印象。ゴール前、併せ馬の形で追い比べになっていたら際どい勝負になっていたはず。3着以下には決定的な差で、南関東では抜けた存在だ。好馬体を誇りスピードとパワーを兼ね備える優等生。素質はJRA勢にヒケを取らないし、牝馬限定の1勝クラス勝ちが相手なら好勝負になる。逃げるアンジュルナにとってコーナーを6回通過する舞台は大歓迎、スローに落としてこの馬のペースに持ち込めれば直線粘り込むシーンが十分期待できる。

 

3番手は大駆けを期待して佐賀から参戦のサキドリトッケンを指名。佐賀皐月賞は後方からひと捲りで完勝。前走の九州優駿はアタマ差2着と差し損ねたが、2000メートルでシッカリ折り合って終い脚を使えた点は今回のレースに繋がるはず。果敢に挑戦したチューリップ賞は11着だったが、出遅れて最後方からの競馬になりながらもコンマ6秒差の大健闘。ここ数年、他地区のレベルは確実に上がっている印象。一昨年は高知のグラインドアウトが3着、昨年は名古屋のコパノエミリアが2着に好走と馬券内に絡んでいる実績から軽視禁物。混戦になれば出番があっていい。

 

タマモフリージア以外のJRA3頭は、筋が通った血統馬。ジュワネングは母が米国GI2着、父Gun Runnerの良血。4戦2勝で勝ち星は東京で挙げたもの。地方の小回りに対応できるかがカギを握るが、勝ちっぷりからポテンシャルは高い。外目をノビノビ走れれば上位争い可能か。

 

ペンダントは半兄エートラックスが兵庫チャンピオンシップと東京スプリントを勝利している。兄と違って距離に融通が効き、小倉1700メートル、阪神1800メートルで連勝。勝ちタイム1分45秒4は特筆すべき速さではないが、当日の2勝クラスよりコンマ5秒上回っている点に注目。チーク効果も絶大だったようで、直線早目に抜け出して押し切る強い内容だった。好枠引けたのは大きく、ロスなく運べればチャンス十分。


フルールドールは祖母レクレドールが札幌記念2着、牝馬重賞2勝。叔父に京成杯勝ちのベルーフがいる血筋。JBC2歳優駿ではタマモフリージアと接戦の2着。全日本2歳優駿は内でジッと我慢して絶好の展開だったが伸びを欠いて案外な結果。左回りコースだとパフォーマンスが下がっていて、実績上位だが評価を落とした。


桜花賞2着のブレイズエッジは、東京プリンセス賞で上位2頭に完敗の3着。戦績的に劣勢は否めないが、この馬の先行力は魅力的。絶好の1枠を引けたのは追い風。内々を上手く立ち回れば上位に食い込む可能性がありそう。おさえておきたい。


◎タマモフリージア
○アンジュルナ
▲サキドリトッケン
△ジュワネング
△ペンダント
△フルールドール
△ブレイズエッジ

 

(ケイシュウNEWS堀越裕己)

 
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