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【大井】競馬専門紙記者の重賞予想(7/1 帝王賞[JpnI])

大井 重賞

2026年06月30日レース予想


「連覇を目指す!堂々とミッキーファイト」

 今年で49回目を迎えた上半期のダート最強馬決定戦。幾多の名勝負を生んできた大井競馬場の外回り2000メートルは、暮れに行われる東京大賞典とともにダートの頂点を目指すホースマンにとっては垂涎の的。現代のダート競馬は海外遠征が主流となりつつあるが、やはり国内最強の称号は代えがたいものである。今年も実力馬がズラリと揃った。名勝負の予感。


 ミッキーファイトは12戦7勝。GⅠ・JpnⅠは2勝、2着3回。同い年のフォーエバーヤングを除けば、国内のダート中距離路線では横綱と言える存在。昨年の帝王賞は早めに先頭に立つとアウトレンジの追撃を封じた。そのレースぶりは柔軟性に溢れ、540キロオーバーの巨漢をフルに生かす強靭な走り。昨年暮れの東京大賞典、今年緒戦のかしわ記念の2着はともに一旦は先頭に立っていただけに完全に展開のアヤ。力負けではない。今回はもともとの主戦だった戸崎騎手とのコンビが復活。また田中博康厩舎は大井の東京ダービーをフィンガーで制してムードは最高潮。史上2頭目となる連覇達成は目前だ。


 アウトレンジのここまでのGⅠ・JpnⅠは昨年の帝王賞2着、東京大賞典2着、今年の川崎記念3着という戦歴。頂点のタイトル奪取まであと一歩のところまできている。先行して2段加速する競馬もできるし、じっくりと脚を溜める競馬もできて、以前よりも技巧派のイメージがついてきた。前走の名古屋グランプリでは外の3番手からロングスパートし、猛追するオディロンをクビ差制して中身の濃い勝利。2走前の川崎記念は道中で落鉄していた。今年3戦目の理想的なローテーションで状態は前走以上となれば、昨年ミッキーファイトと死闘を演じた再現が有望。追う立場の強みを生かす。


 ナチュラルライズは昨年の3歳ダートの2冠馬。3冠を目指したジャパンダートクラシックはナルカミの逃げ切りを許したが、ぶっつけ本番で2着を確保したことに悲観はなかった。その後は気性的な脆さなども見せて古馬との戦いで苦戦を強いられているが、近2戦は不得意とも言える左回りで、メンコもホライゾネットも外して参戦。この中間はブリンカーを着用して調教を消化しているとのことで集中力が持続しそうだ。馬場が悪化なら豹変の余地は十分。今年の4歳世代はレベル疑問視の向きもあるが、実績のある右回りの大井コース替わりはプラスに作用するはず。絶好の最内枠を引いて徹底先行も視野。


 カゼノランナーは中山のOP特別、佐賀記念を連勝した勢いで前走の川崎記念を逃げ切ってJpnⅠのタイトルを獲得。完全に本格化しており、番手からでも競馬は可能。初めての大井コースでも、もう一丁の期待を抱かせる。ロードクロンヌは今年のフェブラリーSを除けば重賞で7戦してすべて馬券の対象となっている。平安Sを完勝してここに臨むローテーションは理想的。侮れない存在。地元の南関東勢はサントノーレとディクテオンの荒山厩舎の2頭に注目できる。前者は昨年の船橋JBCクラシックを逃げて3着、前走の大井記念の勝ち時計をどこまで短縮できるか。後者は昨年の東京大賞典で2005年のアジュディミツオー以来となる地方馬優勝の快挙。川崎記念をひと叩きされて、ここに照準を合わせたとなれば期待も十分。


◎ ミッキーファイト
〇 アウトレンジ
▲ ナチュラルライズ
△ カゼノランナー
△ ロードクロンヌ
△ サントノーレ
△ ディクテオン

(競馬ブック・八重樫英貴)

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