ダートグレード競走:川崎記念(JpnI)2020
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<出演>
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(楽天競馬をパワーアップ!"ポッ"イントもらっちゃおう娘「ポッ娘」) - 守永 真彩さん
(楽天競馬をパワーアップ!"ポッ"イントもらっちゃおう娘「ポッ娘」) - 金子 正彦さん (元川崎競馬所属騎手)
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チュウワウィザード
所属:栗東
性齢:牡5歳
父:キングカメハメハ
母:チュウワブロッサム
調教師:大久保龍
騎乗予定騎手:川田将雅
注目ポイント
浦和・JBCクラシック(Jpn1)では悲願のビッグタイトル初制覇。前走は好メンバー集結で0.3秒差の4着と存在感は薄れない。川崎コースは初参戦となるが地方コースでは今だ3着以下なし。2度目のビッグ戴冠へ虎視眈々。
ケイティブレイブ
所属:栗東
性齢:牡7歳
父:アドマイヤマックス
母:ケイティローレル
調教師:杉山晴紀
騎乗予定騎手:森 泰斗
注目ポイント
2018年の当大会覇者。昨暮の東京大賞典(G1)では8着と地方コースで初の掲示板外。位置取りがポイントとなるが地力は誰もが認めるところ。鞍上変更で変わり身あるか。
ミツバ
所属:栗東
性齢:牡8歳
父:カネヒキリ
母:セントクリスマス
調教師:加用正
騎乗予定騎手:和田竜二
注目ポイント
昨年の当大会覇者。秋シーズンは馬券貢献といかなかったが決して得意とは言えない距離でのもの。長距離戦とあらばただ黙ってはいまい。今回も巧みに上位を狙い撃つ。
デルマルーヴル
所属:美浦
性齢:牡4歳
父:パイロ
母:カリビアンロマンス
調教師:戸田博文
騎乗予定騎手:O.マーフィー
注目ポイント
名古屋グランプリ(Jpn2)では地元名手に導かれ一年ぶりの金メダル奪還、長距離適性も大いにアピールした。川崎コースは全日本2歳優駿(Jpn1)以来(2着)となるが、力をつけた今は当時以上の着順を狙っていく構えだ。
アナザートゥルース
所属:美浦
性齢:セン6歳
父:アイルハヴアナザー
母:キョウエイトルース
調教師:高木 登
騎乗予定騎手:大野拓弥
注目ポイント
昨年阪神・アンタレスS(G3)ではグリムを抑えて重賞初V。地方コースはこれまで3戦して3・2・3着と相性は悪くなく、過去に対戦したメンバーも出そろう今回は、Jpn1競走初出走ではあるがしっかり対策を練れそうで、ここは一気に主役へ躍り出る。
メイプルブラザー
所属:栗東
性齢:牡6歳
父:カネヒキリ
母:メイプルウィリング
調教師:山内研二
騎乗予定騎手:松山弘平
注目ポイント
選出馬回避で繰り上がり出走。デビュー以降2,000m前後のダート戦を舞台に賞金を積み上げ、2走前は重賞馬に先着[2着]。重賞戦線では挑戦者の立場となるが臆せず、全力投球のレースで全国のファンにその名をアピールしたい。
オールブラッシュ
所属:大井
性齢:牡8歳
父:ウォーエンブレム
母:ブラッシングプリンセス
調教師:藤田輝信
騎乗予定騎手:今野忠成
注目ポイント
前哨戦となった当地・報知オールスターカップでは好メンバー相手にV奪取。今度は地方勢代表格の一頭として2度目の川崎記念制覇に挑む。
ミューチャリー
所属:船橋
性齢:牡4歳
父:パイロ
母:ゴッドビラブドミー
調教師:矢野義幸
騎乗予定騎手:御神本訓史
注目ポイント
昨年はジャパンダートダービー(Jpn1)で地方勢最先着[3着]を果たし、菊花賞トライアルにも出走した。馬場コンディションも枠番も苦にしないタイプなので、好位を確保できれば地力十分なパフォーマンスが見られそうだ。
■人気別(2010年以降)
1番人気が馬券の中心。過去10年で7勝、2着3回と連対率&複勝率は破格の100%をマーク。配当面では4番人気以下伏兵の台頭もあるが、人気馬も多く絡むため結果的には手堅い配当に収まる傾向にある。
人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1番人気 | 7-3-0-0 | 70.0% | 100.0% | 100.0% |
2番人気 | 1-1-4-4 | 10.0% | 20.0% | 60.0% |
3番人気 | 1-4-3-2 | 10.0% | 50.0% | 80.0% |
4番人気 | 0-1-1-8 | 0.0% | 10.0% | 20.0% |
5番人気 | 1-1-0-8 | 10.0% | 20.0% | 20.0% |
6番人気以下 | 0-0-2-62 | 0.0% | 0.0% | 3.1% |
■年齢別(2010年以降)
5歳・7歳馬が頭軸か。7歳馬が1~3着数をまとめており、5歳馬は1着・3着数でそれに次ぐ。加えて、出走回数少なめながら2着7回と破格のデータを見せる6歳馬にもぜひ注目してみたい。
枠番 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
4歳 | 1-1-2-8 | 8.3% | 16.7% | 33.3% |
5歳 | 3-0-2-15 | 15.0% | 15.0% | 25.0% |
6歳 | 1-7-0-7 | 6.7% | 53.3% | 53.3% |
7歳 | 4-2-4-20 | 13.3% | 20.0% | 33.3% |
8歳 | 1-0-2-20 | 4.3% | 4.3% | 13.0% |
9歳 | 0-0-0-10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
10歳以上 | 0-0-0-4 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
■枠番別(2010年以降)
1着数は5枠・6枠がやや上回る傾向も1枠を除き基本は拮抗模様。2着数も同様に拮抗模様だが、例外として1着数の多い5枠・6枠からは2着なしという傾向が垣間見える。
枠番 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1 | 0-2-1-7 | 0.0% | 20.0% | 30.0% |
2 | 1-2-1-6 | 10.0% | 30.0% | 40.0% |
3 | 1-1-2-6 | 10.0% | 20.0% | 40.0% |
4 | 1-1-2-7 | 9.1% | 18.2% | 36.4% |
5 | 3-0-1-10 | 21.4% | 21.4% | 28.6% |
6 | 2-0-1-16 | 10.5% | 10.5% | 15.8% |
7 | 1-1-2-16 | 5.0% | 10.0% | 20.0% |
8 | 1-3-0-16 | 5.0% | 20.0% | 20.0% |
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着順 | 枠番 | 馬名 | 性齢 | タイム | 人気 | 馬体重 | 騎手 | 調教師 | 父 | 前走 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2019年 01/30 晴・良 ダ左2100m 11頭 過去映像 | ||||||||||||
1 | 6 | ミツバ | 牡7 | 2:15.0 | 3 | 477 | 和田竜 | [西]加用正 | カネヒキリ | 名古屋グランプリ[Jpn2] | 3 | 2 |
2 | 2 | ケイティブレイブ | 牡6 | 2:15.5 | 1 | 513 | 福永祐 | [西]杉山晴 | アドマイヤマックス | 東京大賞典[G1] | 2 | 3 |
3 | 8 | オールブラッシュ | 牡7 | 2:15.5 | 2 | 496 | 田辺裕 | [西]村山明 | ウォーエンブレム | 浦和記念[Jpn2] | 4 | 1 |
単勝(6)700 複勝(6)120 (2)100 (8)100 枠連(2)(6)280 馬連(2)(6)270 ワイド(2)(6)130 (6)(8)200 (2)(8)120 枠単(6)(2)1,410 馬単(6)(2)1,240 三連複(2)(6)(8)220 三連単(6)(2)(8)2,960 | ||||||||||||
2018年 01/31 晴・稍重 ダ左2100m 10頭 過去映像 | ||||||||||||
1 | 6 | ケイティブレイブ | 牡5 | 2:14.9 | 1 | 516 | 福永祐 | [西]目野哲 | アドマイヤマックス | 東京大賞典[G1] | 1 | 3 |
2 | 7 | アポロケンタッキー | 牡6 | 2:15.1 | 4 | 575 | 内田博 | [西]山内研 | Langfuhr | 東京大賞典[G1] | 6 | 4 |
3 | 3 | アウォーディー | 牡8 | 2:15.3 | 3 | 514 | 武豊 | [西]松永幹 | ジャングルポケット | チャンピオンズC[G1] | 4 | 5 |
単勝(6)270 複勝(6)120 (7)170 (3)130 枠連(6)(7)680 馬連(6)(7)810 ワイド(6)(7)310 (3)(6)190 (3)(7)380 枠単(6)(7)1,170 馬単(6)(7)1,480 三連複(3)(6)(7)1,040 三連単(6)(7)(3)4,680 | ||||||||||||
2017年 02/01 晴・良 ダ左2100m 12頭 過去映像 | ||||||||||||
1 | 9 | オールブラッシュ | 牡5 | 2:14.6 | 5 | 485 | C.ルメ | [西]村山明 | ウォーエンブレム | 観月橋S | 1 | 1 |
2 | 12 | サウンドトゥルー | セ7 | 2:15.2 | 1 | 475 | 大野拓 | [東]高木登 | フレンチデピュティ | 東京大賞典[G1] | 2 | 3 |
3 | 4 | コスモカナディアン | 牡4 | 2:15.4 | 6 | 477 | 柴田大 | [東]金成貴 | ロージズインメイ | 招福S | 1 | 1 |
単勝(9)1,820 複勝(9)280 (12)110 (4)570 枠連(7)(8)1,020 馬連(9)(12)1,760 ワイド(9)(12)530 (4)(9)3,540 (4)(12)970 枠単(7)(8)2,510 馬単(9)(12)4,730 三連複(4)(9)(12)9,410 三連単(9)(12)(4)70,890 | ||||||||||||
2016年 01/27 晴・良 ダ左2100m 13頭 過去映像 | ||||||||||||
1 | 12 | ホッコータルマエ | 牡7 | 2:14.1 | 1 | 507 | 幸英明 | [西]西浦勝 | キングカメハメハ | 東京大賞典[G1] | 1 | 2 |
2 | 1 | サウンドトゥルー | セ6 | 2:14.1 | 2 | 472 | 大野拓 | [東]高木登 | フレンチデピュティ | 東京大賞典[G1] | 3 | 1 |
3 | 2 | アムールブリエ | 牝5 | 2:14.9 | 3 | 489 | 浜中俊 | [西]松永幹 | Smart Strike | 名古屋グランプリ[Jpn2] | 2 | 1 |
単勝(12)210 複勝(12)100 (1)100 (2)160 枠連(1)(8)170 馬連(1)(12)180 ワイド(1)(12)110 (2)(12)240 (1)(2)230 枠単(8)(1)350 馬単(12)(1)370 三連複(1)(2)(12)340 三連単(12)(1)(2)1,160 | ||||||||||||
2015年 01/28 晴・重 ダ左2100m 12頭 過去映像 | ||||||||||||
1 | 5 | ホッコータルマエ | 牡6 | 2:16.9 | 1 | 507 | 幸英明 | [西]西浦勝 | キングカメハメハ | 東京大賞典[G1] | 1 | 1 |
2 | 11 | カゼノコ | 牡4 | 2:17.0 | 3 | 452 | 秋山真 | [西]野中賢 | アグネスデジタル | チャンピオンズC[G1] | 14 | 7 |
3 | 10 | サミットストーン | 牡7 | 2:17.3 | 6 | 559 | 石崎駿 | [船]矢野義 | ロージズインメイ | 東京大賞典[G1] | 8 | 3 |
単勝(5)100 複勝(5)100 (11)160 (10)140 枠連(5)(8)450 馬連(5)(11)450 ワイド(5)(11)190 (5)(10)170 (10)(11)600 枠単(5)(8)480 馬単(5)(11)500 三連複(5)(10)(11)720 三連単(5)(11)(10)1,640 |
専門紙のダートグレード競走予想
2020.1.24(金)
中心になるのはチュウワウィザード。前走のチャンピオンズカップは4着だったが、相手関係に着差を考えても全く悲観する内容ではなかったし、JBCクラシックを制して帝王賞でも2着と地方のダート適性はかなり高い。初コースではあるが、船橋のダイオライト記念を快勝だから全く問題はないはず。自在に捌け展開に左右されないのも心強い。
デルマルーヴルは前走の名古屋グランプリで久し振りの重賞制覇。古馬相手に結果を残せたのは大きな収穫だったし、現状ではゆったり乗れる長距離の方がより持ち味が生きる印象がある。ジャパンダートダービーではクリソベリル相手に2着、世代屈指の素質馬だけに、ここでも結果を残すようなら更なる飛躍が期待できる。
ケイティブレイブは一昨年の勝ち馬で昨年は2着。開腹手術明けで半信半疑だったにも関わらず浦和記念を快勝と力を示したが、一転して前走の東京大賞典では8着。これは相手関係よりも数字通りやや太かったのが敗因と考えられるし、状態が落ちているとは思えない。森騎手との新コンビで巻き返しを狙う。
昨年の羽田盃を制したミューチャリーは10月以来の実戦だが、使い込むより間隔を開けた方がパフォーマンスは上がる印象がある。鎌倉記念をレースレコードで圧勝したようにコース適性は高いだけに、中央勢が相手でも一歩もヒケは取らない。
17年の勝ち馬オールブラッシュは2走前から大井に移籍したが、前走の報知オールスターカップで復活V。昨年も3着だったようにこの舞台では走りが変わってくるし、明けて8歳といっても数を使っていないだけに馬はまだまだ若い。もうひと花を咲かせる可能性は十分だろう。
昨年の東京ダービー馬ヒカリオーソは前走の報知オールスターカップでは1番人気に押されながら3着だったが、これはスローペースで決め手の差が出てしまった印象があった。番手もこなすが、やはり逃げてこそのタイプ。一転して今回は気楽な立場だけに捨て身の積極策ならアッと言わせるシーンがあるかもしれない。
アナザートゥルースは昨年のアンタレスステークスを制しているが、名古屋大賞典3着、浦和記念2着、名古屋グランプリ3着と地方のダートでは今ひとつ詰めが甘くなってしまう。ただ、その反面、堅実な走りを続けているし、距離短縮もプラスに働く。奥手の血統でこれからまだまだ成長が見込めるだけに侮れない。
昨年の覇者のミツバだが、その後は休みを挟んだこともあり4着が最高。昨年のデキには及ばず今年は苦しい競馬になりそうだ。
(勝馬 小栗啓裕)
レースの見どころ
2020.1.23(木)
2020年最初のJpn1競走は今年も川崎記念からスタート!翌2月に中央競馬で開催されるフェブラリーステークス(G1)や、3月にUAEで開催されるドバイワールドカップへの選出・出走を目指し、毎年多くの有力馬が一堂に介します。