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【開催見解】園田競馬(2024/6/5~7)

園田・姫路

2024年06月04日競馬情報

先週、内側全周に砂が補充された園田馬場、一体どう変わるかと注視したが、却って内の方が走りやすい状況が続き、外差しなどなかなか決まらない状況だった。とにかく内で脚を矯めた馬の上位入線シーンが多かったこと。果たして今週はどうなっているのか。先週のような馬場だとどうも味気ない気もするのだが…。今週も水、木、金曜(5~7日)の3日間開催となります。期間中のメインは6日に行われる第62回六甲盃。兵庫大賞典が1870Mから1400Mに距離変更なったことで一線級中長距離馬が挙って出走となった。加えて大井、船橋、高知からの遠征馬。◎~×まで印が6つではまったく足りない、そんな大混戦メンバーとなった。まずは地元勢、実績を考えれば断然ラッキードリーム、前走③着は重賞前のひと叩きというよりも外へ出せずの厳しい展開に泣いた。それだけに今回の外め枠はいい。そのときの勝ち馬はメイショウハクサン、砂を被ると進みが悪くなるとのことだが、エンジンがかかるや一気に伸びる。決め脚一番、勝負どころで捲り切れるようなら直線もうひと伸びする。スマイルミーシャは前走、挫石で3日ほど調教を休んだ。順調さに欠く状態だったにも関わらず、何ごともなかったかのような②着、勝負根性は相当。今回はすべての面で当時よりもスムーズ。ツムタイザンはリフレッシュ放牧明け、しかし、馬体の張りは申し分ないし、鉄砲の利く気性からもいきなり動ける態勢と見ていいだろう。ドンカポノは3走前、長期ブランク明けでもラッキードリーム相手に半馬身差まで迫った。距離の長短は不問、先週の馬場継続でうまく脚を矯めれるようなら一発十分。遠征馬筆頭はセイカメテオポリス、去年までの2400Mなら断然主役になっていただろうが、1870Mになった点は多少の割り引き材料。次いで相手なり堅実駆けのユアヒストリー。

 

5日はB1級の1400M戦がメイン。注目は前走、前が開かず追い出しを待たされたアポロテネシー。あそこがスムーズなら間違いなく2着はあっただろうし、その上だって狙えていた。今回は減量騎手起用で背53キロ、気のいいタイプでもありこれはかなり効きそう。マンテーニャは3カ月半のリフレッシュ明けになるが、幸いにもその間に条件はひとつ下がった。大型馬でも久々は気にしない、初戦狙いが妥当だろう。一騎打ちと見るだけに3番手以降は少し離れてワーイズオーバー、レスプレンドール、サクラトップクロスの順。

 

7日のメインはB1B2級混合の820M戦、中心は目下2連勝中のシリアスヒッター、前走58キロでもアッサリ逃げ切りだから完全に調子、勢いは戻った。そのシリアスに続けて負けた(②着)のがヘイスト、それでも6連続で馬券対象中だから調子の良さはいうまでもない。叩き2走目ゴールドボンドにも上積みが見込めそう。前走は完全に久々が影響した走り、ストレートに能力引き出せば…。カムバルアタは前2走とも58、57の斤量に泣いた。今度は56キロ、これならしぶとさ発揮できる。 


(競馬ブック 北防 敦)

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