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【開催見解】金沢競馬(2024/5/12・14)

金沢

2024年05月11日競馬情報

 2024年度第4回の金沢競馬は5月12日(日)、14日(火)、19日(日)、21日(火)の4日間。今回は通常の「日・火」です。ここでは前半週2日間の展望を。

 

 12日(日)のメイン最終11Rは「石川優駿トライアル特別」(3歳A-1・1900m・距離選択)
 1番 ロックシティボーイ 堀場裕充
 2番 ラシェンテ(希望投票) 沖静男
 3番 ナミダノキス(希望投票) 柴田勇真
 4番 グルタチオンシード(希望投票) 魚住謙心 
 5番 カレンアイバーソン(希望投票) 松戸政也 
 6番 スターマンモス(希望投票) 吉原寛人
 注目はJRAから転入後連勝中のナミダノキス。東京1600ダートで5着があれば連勝は必然とはいえ、エンジンが掛かった4角以降は突き放す一方、直線半ばからは抑える余裕もある強い勝ち方で好時計。トップクラスや長距離でも通用必至の走りと言えるし、大一番・石川優駿の有力候補に急浮上してきた。ここ2回とは違う中1週・軽目調整でもゲートとテンションさえ問題なければ、一線級不在のここ負けられない思いだろう。
 真の力を発揮ならカレンアイバーソンも好レース可能。転入初戦勝ち後は難しい気性面の影響で足踏み状態だが、馬具を試行錯誤してチークP着用の今回追い切りは今までより好内容。前走重賞4着は向正面で故障馬が前を横切るシーンもあったし、それでも後方からロス大の競馬で3着と2馬身差。この距離と少頭数がいい方に出れば大きく前進も可能な馬っぷり。
 転入後連勝のロックシティボーイも前走の勝ちっぷりなら楽しみ。気性的な若さも残ってテンに動けないレースぶりだが、エンジンが掛かってからの伸びは非凡。ここ2走の1400mより距離が延びた方が明らかにいいし、この条件でも楽しみ。
 控える競馬でも崩れなくなってきたスターマンモスも上位候補。母系を見る限り距離延長は歓迎の血筋。ここは気性的にベストの逃げが叶う顔ぶれでもあるし、そうなると近走以上の走りも可能性十分。
 また、この日の10Rには「楽天競馬で石川特産品が当たる!特別」(A2-2・1400m・距離選択)も行われる。連勝中の快足マリンデュンデュンと牝馬重賞ノトキリシマ賞を勝った3歳馬ハリウッドスマイルの激突が見もの。他ではサッキールビアノ、オーミテンペストが上位候補。

 

 14日(火)のメイン(11R予定)は「スマホ投票なら楽天競馬!特別」(A2-1・1700m・距離選択)
 イルティモーネ、サンケイワールド、フラッグアドミラル、キョウエイロナ、ガクチカキッズ、エムオージェネラル(出否未定)、ブラーヴ、フミタツティンクル、ファントムルージュ、が出走予定。(登録のあったテトラルキア、カイジンウェーヴ、アイアムレジェンドは回避予定)
 前走1900mを勝ったイルティモーネに期待。A1勝ちや重賞好走がある兵庫時は短距離専門だったが、距離の選択肢が増えた前走の勝利。11歳でも当地A2ならまだまだやれる転入後2着→1着、馬体と状態さえ維持なら1700m云々もないはず。
 逃げて新味を見せたサンケイワールドも1700m以上が適距離。走れる状態も実証できたし、ここも課題の発馬一つか。
 本来なら首位を狙えるフラッグアドミラルは前走大敗した状態、ガクチカキッズは距離延長への対応が鍵。A2に下がったフミタツティンクル、ファントムルージュの変わり身にも警戒を。
 また最終レース(12R予定)には「日本海スプリントトライアル特別」(B1-1・1400m・距離選択)も組まれている。3歳最強ダヴァンティが出走してくれば最有力も出否未定。それ以外の有力馬は転入初戦を圧勝したラスティネイル。逃げさえ打てれば簡単には止まらない。地力は確かなスピーディクール、前走小差3着に巻き返したマイネルヘリテージも上位候補。ブーケドフルール、グランメゾンなど圏内候補は数多い。

 

 (競馬カナザワ 大井 明洋)

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