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【開催見解】園田競馬(2024/7/17~19)

園田・姫路

2024年07月16日競馬情報

先週金曜日に行われた兵庫サマークイーン賞。やっぱりというか、予想通りというか、金沢ハクサンアマゾネスは強かったですなぁ。同馬の逃げだろうと思っていたが、ハナは高知アンティキティラ、別に焦ることもなく自分のぺースを崩さず3番手、直線に向いてアッサリ抜け出すのだから1馬身半差とはいえ完勝も完勝。これで国内重賞最多勝利までもあと1勝と迫った。記録達成はもう時間の問題である。10月に行われる兵庫クイーンカップで決めてくれるようなら興行的には最高なんだが、おそらくそれまでは待ってくれないだろうなぁ、次走地元・読売レディス杯で決めてしまうんだろうなぁ。まぁいずれにせよ女傑の称号をほしいままにする女傑中の女傑、今後の活躍にも期待大。園田競馬は今週も水、木、金曜(17~19日)の3日間開催。サマー、サマー、ナイター開催となりますので発走時間にはくれぐれもご注意を。

 

17日はC1級の1400M戦がメイン。人気の中心は前走現級完勝ダノンワンナップ、好位内でジッと我慢、前が空いた瞬間に一気に弾けた。あの勝ち振りなら背1キロ増になっても何ら問題あるまい、連勝濃厚。相手筆頭はフローラサンライズ、前走は明らかな前有利の展開、それで③着なら上々、今回フルゲート回避なった点と大外枠が味方しそう。プリズムムーンは2走前に前記ダノンを負かしている。ただ、当時は超淡々としたペース、再びあんなペースになるかどうか。テイケイヴォーグは減量騎手騎乗が続いただけに田野Jとのコンビとなる今回は定量56キロ。前走はダノン相手の②着、定量となってあの走りが可能かどうか。

 

18日はA1級の1700M戦がメイン。出走馬のほとんどが次走摂津盃を目指すだけに前哨戦という位置付けになる。ツムタイザンはリフレッシュ放牧明けだった前走六甲盃が内3番手そのまま③着に踏ん張った。今回の背は58キロ、メンバー中、最重量となるが、前走時よりも馬体、気合は引き締まっているし、状態面での上積み当然。メイショウハクサンは六甲盃まったくの不発に終わったが、差し馬にとり難しい展開になったことは事実でここは素早く巻き返しを図る。スマイルサルファーは前走10カ月ぶりでも②着、さすがにポテンシャルは高い。反動、ダメージはなさそう、前進必至。そしてここへ超大物キリンジ、地方ダートグレード②②②③着の実力馬、JRAにいてもまだまだ稼げるはずなのにこのタイミングで兵庫移籍、4歳馬という若さもあり、今後兵庫の顔的存在になっていくことは間違いなしか。大注目である。

 

19日はB2級の1400M戦がメイン。傑出馬不在で結構混戦ムード。ひとまず叩き3走目を迎えるグロリアスアポイ、昇級初戦もキッチリ②着にまとめたムーンガーデン、勢いのある3歳馬エイシンオキクルミあたりが上位を占めるかな。

 

サテその19日は地方騎手復帰を目指す小牧太J試験合否発表日、朗報、吉報届きますように。


(競馬ブック 北防 敦)

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