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【開催見解】名古屋競馬(2024/8/20~23)

名古屋

2024年08月19日競馬情報

 第11回名古屋競馬は『ベイスプリントシリーズ』と銘打って、8月20日(火)から23日(金)までの4日間開催で施行されます。なお、今開催は全てナイター開催となっています。東海地方も残暑というより、酷暑が続いていますが、ナイター開催なら多少の涼は感じられると思いますし、ぜひ、ご来場のほどを。

 では、初日からメイン競走を紹介していきましょう。初日はA-5組の『盆踊り特別』(1700m)がメインです。暑さの影響もあって、14頭の出走申し込みに対して、8頭と小ぢんまりとはしましたが、実力馬ナオミニデレデレヤや前走ではこれまでとは一変した戦法で快勝したゼントユウイ。昇級初戦のリリーバローズと好調馬が出走してきました。ここに成績には表れていないものの、一発を秘めるタマモエイトビート、1700mは好相性のゴラッソゴールが続きます。

 2日目はA-3組の『真鯵(まあじ)特別』(1500m)です。実力馬のエムエスドンは放牧明けでまだ動きが重苦しく、初戦は見送りが賢明。ダブルダブルも一頓挫後です。となると、目下充実一途のカールポメロ、安定感もあって地力もあるマスクトライ、モズプラチナあたりが主力を形成しそうです。ビッグベッターも単騎の逃げになれば。

 3日目はシリーズメインの『第5回ベイスプリント(SPⅡ)』(920m・東海・北陸交流)です。金沢からは4頭の遠征馬が出走を予定しています。中でも注目はハクサンパイオニア。中央2勝の実力馬ですし、目下、金沢のオープン戦を連勝中。ヤネは必殺請負人の吉原騎手ですし、地元勢にとっては強敵になりそうです。また、昨年の覇者アルカウンも連覇を狙っての遠征。昨年も11着からの激変でしたし、得意の超短距離戦なら一気の逃げ切りを期待しても良いのでは。迎え撃つ地元勢はフォルツアエフ。920m戦はナント6戦6勝とパーフェクト。しかも逃げ馬ではなく、先行、差しと自在性のある脚質が強味。そのほとんどが僅差の接戦をモノにしており、派手さはありませんが、真に強い馬とはこういう馬のことかもしれません。今回が移籍初戦となるイモータルスモークの実績にも注目。中央4勝馬で、南関東を経て、高知のC級からのリスタートになりましたが、園田FCスプリントを2着、習志野きらっとスプリントを5着と超短距離戦への適性は抜群。仕上がりも良好のようです。他ではベストリーガード、ひと叩きしたヘイシリンも圏内でしょう。

 4日目はA-2組の『ひまわり特別』(1700m)。ここも頭数的には小ぢんまりとしそうな様相ですが、好調プラスサス、決め手のあるスキューマパーラ、自在性が持ち味のシーニッククルーズが有力。他では高知を経て、当地移籍初戦のヒシゲッコウが不気味な存在になりそうです。

(競馬東海 蟹江博之)

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