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【開催見解】浦和競馬(2024/11/18~22)

浦和

2024年11月17日競馬情報

 令和6年度 第8回浦和競馬は11月18日(月)から11月22(金)まで5日間。3日目の11月20日(水)に指定交流、第45回浦和記念が行われます。

 

 初日のメインレースは公益社団法人 栃木県畜産協会長賞特別が、B3二組、距離1400メートルで行われます。地元からは今回は休み明けでも夏にこの条件を勝っているジェイケイファイン、距離万能の差し馬ダイバオーソ、ワンターン路線でスピードを磨いて現在は1周競馬にも対応している前回この条件2着のダイメイマナ、JRA1勝クラスからの転入馬で川崎のB級交流経験のあるトロピカルタウン、ここ2戦で現級を3、2着と地力をつけているナリサ、当舞台に1分27秒2の時計がある快速ハブル、同様に1分27秒1の持ち時計のあるスピード馬ミキノバスドラム、末脚勝負で混戦向きのミラクルランバックが参戦。遠征馬で注目は前回初の浦和コースながらB3三組の1500メートルを1秒2差で圧勝した船橋のサーマウントが再び登場。期待の3歳馬でこの夏は黒潮盃に駒を進めた経緯。前走の走りなら大いに期待が持てます。同じく船橋のリュウノメディナは昇級戦になりますが、ここまで浦和コースは3戦して3着が3回。地元を勝ち上がって臨むだけに目が離せません。大井からは地元の左回りに結果が出ているノッテドコードに穴の資格がありそうです。

 

 2日目のメインレースはゴールドカップトライル 準重賞‘24まがたま賞が、A2下選抜、距離1400メートルで行われます。好メンバーの激突になりましたが、地元からは今回休み明けながら夏に準オープンを勝ち上がっている上がり馬のアウストロ、昨年地元のルーキーズサマーカップを勝った3歳馬アムクラージュ、夏場以降に準オープンを2勝している実力派のジョーエスポワールが遠征馬を迎え撃つ図式。その遠征馬ですが、小林のバトルバーリライは現在浦和2、2、3着と左回りの適性を存分に発揮。決め手に磨きをかけており流れ次第では突き抜けても不思議はありません。同じ小林のフィリオデルソルは初コースで左回りは過去に川崎のクラウンカップを一度走ったのみ。適性面がカギになりますが、距離はピッタリなタイプで自己条件なら巻き返しが期待できます。船橋のセルフメイドは昨年の当レース2着馬で他にも浦和コースでの実績は十分。人気にならないタイプでもあり妙味は十分と言えます。

 

 3日目のメインレースは伝統の一戦、指定交流 第45回浦和記念(JpnⅡ)が、3歳以上オープン、距離2000メートルで行われます。東京大賞典に続く古馬のビッグレースに地方、JRAから実力馬が参戦。地方勢では今年になって報知オールスターカップ2着、京成盃グランドマイラーズ2着、フリオーソレジェンドカップ1着、日本テレビ盃4着、そして前哨戦の埼玉新聞栄冠賞を楽勝したナニハサテオキが地元の期待を背負ってJRA勢に挑みます。川崎のライトウォーリアは報知オールスターカップでナニハサテオキの追撃を振り切り、川崎記念では歓喜の逃げ切り勝ち。浦和は一昨年の埼玉新聞栄冠賞を勝っておりコース面の不安はなく、季節的には今の時季が合うようです。JRAからは初重賞のみやこSでサンライズジパングの人気薄2着に入ったアウトレンジ、昨年の冬から2勝クラス、3勝クラス、オープンを3連勝。休養明けの9月に白山大賞典2着のダイシンピスケス、昨年のレースは殿りから豪快に捲って快勝、以降は名古屋グランプリと白山大賞典に勝って今年の川崎記念4着、帝王賞3着のディクテオン、重賞のタイトルこそありませんが、地方では白山大賞典2着、ダイオライト記念3着、佐賀記念3着がある小回りコースで先行力を発揮するメイショウフンジンがエントリー。力の拮抗した組み合わせとなりました。

 

 4日目のメインレースは埼玉県馬事畜産振興協議会長賞特別が、B1二組、B2一組、距離1500メートルで行われます。遠征馬が多く占めそうな組み合わせになりそうですが、地元の期待はスパルタレオニダスになるでしょう。今シーズンは休養もあって波に乗れていませんが、秘める実力はメンバー屈指。破壊力のある末脚に定評があり休み明けの前回準オープンが0秒5差。自己条件になる今回は本領発揮が期待できます。ティーファイブは今回休み明けになりますが、鉄砲駆けの実績があるスピード馬。得意の距離ならイキナリ狙える処でしょう。パールアゲインは近況ひと息も距離実績に期待。ビナサクセスは今春にこの舞台で強豪シーサーペントの2着があり同馬も休み明けを叩いて変わり身が期待できる1頭です。遠征馬では前回初コースながらB2二組の千四を逃げて圧勝した船橋のラブリアージェに注目。条件は上がりましたが、逃げ差し自在のタイプで上がり目を重視したい一戦です。

 

 5日目のメインレースは霜月特別が、B2二組、距離1400メートルで行われます。地元からは休み明けの古馬緒戦を使って2戦目となる3歳の良血馬エドノバンザイ、近況ひと息も過去にクラス勝ちのあるエリオット、船橋千二の若潮スプリント2着馬で3歳の快速血統オーソレリカ、休み明けでもスピードに魅力のあるカード、昨秋に現級勝ちがある末脚魅力のモズハッピーロード、エーデルワイス賞3着、ユングフラウ賞3着のモノノフブラック、今春に現級勝ちのあるローアヴァンフレア、スピードの絶対値にモノを言わせるローザロード、道悪巧者のワラなど個性派タレント揃い。遠征馬の参戦は少ないようですが、前回この条件で3着、夏にはB3一組の千四を1分28秒7の好時計で勝ち上がっている船橋のボルドーネセバルが再び地元勢に挑む図式。出走各馬にチャンスのある一戦になりました。

(出走予定馬は11月16日現在)

(ケイシュウNEWS 田島 啓行)

 
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