2024年07月05日競馬マスターズ
ブロードキャスターの坂田博昭です。
7月に入り、夏競馬絶賛開催中! ……といいたいところなのですが、JRAの夏競馬は6月から函館競馬が始まり、この稿が上がる頃にはもう最終週を残すのみとなっています。時の経つのは、早い……。
先月は、函館競馬場によくお邪魔しました。
毎年、たった6週間。それでも、その6週間を楽しみにしている地元の来場客や、遠方からやって来る競馬ファン。短い期間に多くの人々が行き来して、そして行き会います。
競馬場のコースの「背景」って、その競馬場の印象に直結しますよね。函館競馬場の場合は、このように3コーナーの向こうに遠く見える、立待岬と函館山。スタンドの上階からは、海も見えるはずです。
JRAの競馬場にしては、コースも近いし、コンパクトだからコースの向こう側を走る馬もハッキリ見えます。JRAの10場の中で、一番競馬に親しみやすい競馬場だと思います。
朝一番の、誘導馬とのグリーティングには、多くの来場客が集まります。
賑わいは、7月14日日曜日の函館記念まで。ほんと、6週間ってあっという間……。
私、毎年函館競馬場に出張の際には、ありきたりでも必ず出かける場所があります。
函館山。夜景が有名ですね。夕方から宵の口にかけての時間は、外国人観光客を中心に大変混雑しているのですが……夜の22時以降は自家用車で展望台まで上がることが出来ます。観光客で車がない方も、タクシーをチャーターして行っているようですね。
この場所独特の地形。独特の夜景。やはりこの景色を見ると函館に来たな、という感じがします。
少し裏手の方に回ると…このように、月に照らされた立待岬を見ることがで来ます。月明かりが海面に反射して、不思議な風景なんですよね。今年は、月がまん丸の丁度いいタイミングで訪れることが出来ました。
もう一カ所、競馬場の近くで是非行っていただきたい場所があります。
湯倉神社。湯の川温泉の鎮守の神様。500年ぐらいの歴史があるんですって。市電の湯の川温泉の電停の目の前。函館競馬場から歩いても15分ぐらいの所にあります。
なかなか立派なお社。そして、国道に面しているのに、石段を上がって境内まで来ると、本当に静かで心が落ち着きます。
本殿の脇にある「なでうさぎ」。この兎をなでながら、願い事をするんだそうです。可愛いので、女性の観光客にとても人気があるとか。
こちらは、開運の小槌。飾られている小槌を、願い事をしながら振ると良いんだとか。この神社にまつられている神様が「大黒天」なので、それにちなんでいます。
朝、競馬場に行く前にこの神社によると、心洗われる気持ちになります。皆さんも是非、湯倉神社にお参りにお出かけください。
今回は、観光案内みたいになりましたが……次回はまた、どこかの競馬場に取材に出かけてきますね!