2024年07月31日競馬マスターズ
園田・姫路競馬実況アナウンサーの鈴木セイヤです。
先週までの土日は出張で北九州に行っていました。街の各所に山車が登場。小倉開催最終週の街は400年の歴史がある伝統の祭り「小倉祇園太鼓」で盛り上がっていました。
祭りは日曜日の晩まで実施。帰りの新幹線を待つ駅のホームからも「ドンドンドン」と小気味いい太鼓の音が聴こえてきました。
↑小倉の「鉄板焼 沢」のヘビー級ステーキ
先輩アナウンサー方と小倉開催の〆に美味しいお肉をいただきました。
☆小牧太騎手 JRA騎手としての最終戦V
令和6年度 第1回調教師・騎手免許試験を合格し、8月1日付で兵庫へ復帰する小牧太騎手。7月21日は小倉競馬場でJRA騎手としての最終騎乗となりました。日曜日の騎乗は合計3鞍。8Rは6着、11Rの中京記念は11着で迎えた最終12R。単勝12番人気のモズアカボス(矢作芳人厩舎)に跨ると抜群の発馬から好位のインコースを確保。内でじっくり脚をためると直線で逃げ粘るジャスパーロブストを差し切りました。小牧騎手のJRA勝利は2022年10月2日の中京7R以来。JRA通算911勝目は658日ぶりの中央勝利となりました。
ゴール後は場内から大きな歓声と拍手が起こりました。小牧騎手は勝利の余韻に浸りながら検量へ引きあげてくると、ファンから「小牧さん!」「おめでとう!」「ありがとう!」という声が飛んでいました。
レース後にはウイナーズサークルで「地方競馬移籍セレモニー」が行われました。
花束プレゼンターには弟の小牧毅調教師、息子の小牧加矢太騎手が登場。加矢太騎手は当日の福島1Rに騎乗しており、レースが終わりの口取り写真撮影をしてすぐに小倉へ駆けつけました。セレモニーの最後は仲間に胴上げされて中央のジョッキーとしての最後の1日を終えました。
56歳の小牧太騎手は20年半ぶりに古巣へ復帰。騎乗開始は8月14日(水)からの開催になる予定。兵庫のレジェンド『小牧太伝説』第三章が始まります。
なお、8月1日(木)に園田競馬場の西ウイナーズサークルにて「小牧太騎手の兵庫復帰セレモニー」を実施いたします。
※予定では第10R終了後(17時30分前後の見込み)
記者会見の様子は後日「そのだ・ひめじけいば公式Youtube」にて公開いたします。※ファン紹介式、記者会見ともに番組編成により時間変更の可能性があります。
木曜日のメインレース「丹波篠山牛特別」は大山龍太郎騎手騎乗のネネ(盛本信春厩舎)が勝利。2着のインテンシーヴォも同厩舎でワンツーを決めました。
★さらば兵庫の「絶対王者」ジンギ
7月25日(木)に園田競馬場でジンギ号の引退式が行われました。
式には馬主の(株)ラ・メール様、橋本忠明調教師、主戦騎手の田中学騎手、厩務員の山本秀信厩務員が出席。ジンギとの思い出や感謝の気持ちを語ってくれました。
終盤には今夏導入された赤の特別ゼッケンを身に着けたジンギが登場。鴨宮祥行騎手を背にパドックを5周しました。現役時代同様にテンションが上がる場面もありましたがファンの前を堂々と歩いていました。
通算成績は36戦19勝(重賞11勝)。アラブの「ケイエスヨシゼン」を抜いて兵庫生え抜き馬の歴代最高の収得賞金馬(2憶1253万2000円)。約5年半の現役生活で輝かしい成績を残したジンギ。今後についてオーナーから乗馬になる予定との発表がありました。地元で最後の雄姿をみせてくれたジンギは第二の馬生に向けてのトレーニングに入ります。
2018年の12月にデビューした時は私が決勝審判で業務していた時でした。初陣から引退までジンギのレースを間近で観られたことを幸せに感じます。小柄な馬体で数々の強敵を破った兵庫の英雄に「ありがとう」と伝えたいです。
★そのだ愛ランド 園田しか勝たん
7月26日(金)から園田競馬場にて「よしもと芸人ステージイベント SONODA×YOSHIMOTO そのだ愛ランド 園田しか勝たん」がスタート。初週はミルクボーイ内海さん、ダブルヒガシ大東さん、パーティーパーティーひらかわさん。SKNフラッシュ8の佐藤夢さんが登場。笑いあり、競馬トークありと大いに盛り上がったステージでした。9月6日(金)まで毎週ステージが続きますので是非本場でお楽しみください。
★お盆シリーズイベント情報
8月14日(水)~16日(金)までの園田競馬お盆開催のイベント情報が解禁されました。小牧太騎手も騎乗を開始予定の週です。
ご家族向けのクールスポット(第4投票所)、案内所裏にも涼しい休憩スペースが設けられていますので夏も園田競馬でお楽しみください。