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【開催見解】佐賀競馬(2020/10/17~31)

佐賀

2020年10月16日競馬情報

第13回佐賀競馬は10月17日(土)18日(日)24日(土)25日(日)31日(土)の5日間で行います。

注目レース【1日目】10月17日(土)
10月17日(土)のメインは神無月特別。B-1組。1400m。9頭立て。

【キタカラキタムスメ】小倉遠征を除けば、地元戦では5連勝とする好成績である。馬体も厚みを増して、一段と強くなっている。地力強化して、死角がない。
【ハクユウフライヤー】スピード型ではないので、序盤の立ち回りで競馬が変わってくる。短距離戦では安定して③着以内と、確実に上位争いできる脚力。
【キーフォーサクセス】⑨①①着と急上昇してからは、連勝を達成するなど充実している。時計を1秒縮めていたように、今の勢いは特別戦でも通用するだろう。
【ラヴィソント】転入初戦だった前走では④着善戦に終わったが、ラストは手応え以上の粘り。勝ち星のある短距離戦で、パフォーマンスを上げてくる。
【オデュッセウス】気性は短距離戦向きだが、気難しい一面があるので、道中の折り合いが重要となる。近走は僅差負けしているが、圏内に浮上できる着差。
【ビヘーヴ】八歳と高齢の域には達しているが、連戦を走り続けるタフさがある。決め手に甘さはあるものの、崩れぬ走りに魅力あり。穴警戒。
連勝中の勢いキタカラキタムスメが中心。好戦続くハクユウフライヤーが相手。勢い目覚ましいキーフォーサクセス。距離条件好転したラヴィソント。続く勢力ではオデュッセウス、ビヘーヴ。


【1日目】10月17日(土)
神無月特別 サラ系3歳以上 B-1組 1400m

10月17日(土)の準メインは初冬賞。C1-3組。1400m。11頭立て。
【リーガルバローズ】初戦はスタートが今一つだったが、最後は38.2秒の上り使って抜け出した。初ダートを考えると能力の高さが窺える。連勝狙える力量。
【アポロモーリアン】移籍後は⑩⑤⑤着と使いつつ走りも上向いている。JRA1勝馬で本来の力が出せるようになれば主力を争う力量。好勝負出来る。
【サンクビジュー】佐賀3勝馬で崩れのない走りが好印象。夏場に調子を上げていたが、引き続き状態は保っている。この相手でも絡んで来そうだ。
【ディアパリス】近走はあと一歩の粘りを欠いているが、大きな状態の落ち込みは感じないし、スンナリ行けそうなメンバーでもある。粘り込み注意。
【ダダッコ】前走でも38.6秒の上りは使っていたし、状態は再び上向いている印象。あとは展開だけだが、ここだともう少しは前で競馬出来る。要注意。
【シングンラヴソング】前走でも最後の脚も悪くはなかったし、位置取りの問題だと思える。今度は好位置を追走出来そうなメンバー構成。流れに乗ると。
前走が好時計だったリーバルバローズが中心。堅実アポロモーリアン。好調サンクビジュー。速力魅力ディアパリス。自己条件へ戻ったダダッコ注意。攻め好気配シングンラヴソング。


【2日目】10月18日(日)
未来優駿2020 佐賀新聞社杯 JBC協会協賛 
第31回JRA認定九州ジュニアチャンピオン サラ系2歳 2歳オープン 1400m
ガーベラ特別 サラ系3歳以上 Bー2組 1750m

10月18日(日)のメインはJRA認定九州ジュニアチャンピオン。2歳オープン。1400m。12頭立て。
【シュリーデービー】前走も強い競馬だったし、小柄な牝馬ながらもなかなかの好センス。ここも2番手迄には行けそうだし状態も前走以上とみる。再度中心視。
【キングサリ】スピードタイプではないが、切れる末脚が大きな武器。ここは前走同様に前はある程度は流れそうだし、展開は向く。前崩れだと抜け出しまで。
【アルティマソウル】デビューから3連勝して同世代NO.1とも言える素質馬。休養明けで7月以来の実戦だが牧場で乗り込まれていたようだ。能力の高さ信頼。
【マウイバークマン】出脚は今一つだが、好反応見せて浮上して来るし、前が速いと上位との差も詰まってきそう。牡馬顔負けの好馬体で、更なる上積みを期待。
【モーモーブラック】ここを目標にシッカリと調整されて万全の態勢。ここもハナは切って行けるところだし、多少流れが速くなっても上位に渋太く粘ってそう。
【ムーンオブザボス】差しをマスターして競馬が上手くなってきたし、着実に力も付けている印象。好馬体が目を引く一頭だし、本格化すればまだやれる力ある。
快速少女ジュリーデービーが2歳の頂点へ。実力接近しているキングサリが相手。無敗の強さアルティマソウル。最高レベルのフィジカルを持つマウイバークマン。速さ警戒モーモーブラック。決め手勝負ならムーンオブザボス。


【3日目】10月24日(土)
長崎街道佐賀宿特選 サラ系3歳以上 C1-2組 1750m

10月24日(土)のメインは長崎街道佐賀宿特選。C1-2組。1750m。12頭立て。
【ロイヤルアフェア】佐賀コースは2戦して、連対外さぬ活躍ぶり。早めスパートして追い上げた内容で、②着死守した前走。先着馬不在なら楽しみ。
【サーチュイン】立派だった体の造りも、レースを重ねて解消されてきた。特に前走は、これまでとは違う脚色。③着争いをクビ差負けしただけ。
【オドルキツネ】リフレッシュ調整を挟んでいた前走は、⑤着掲示板止まり。栄城賞④着している底力。伸びしろある今回は首位争いへ接近する。
【ジャンダラリン】掲示板を逃した前走ではあったが、持ち時計更新には成功していた。相手緩和する今回は、前進があっていい。実力は上位。
【ゴールドブリオン】近走は①③③着と安定した成績を残している。距離不足と思われた前走で③着した脚力。好調子である。距離延びれば直線弾ける。
【モズマチニマッター】近走は④④②着と堅実な走り。C1特選では入着する実力を持っており、見劣りはしない。圏内争いへ浮上するだろう。
中心はロイヤルアフェアだろう。調子を上げてきたサーチュインが相手。伸びしろあるオドルキツネ。続く勢力ではジャンダラリン、ゴールドブリオン、モズマチニマッター。


【4日目】10月25日(日)
ペガスス座特選 サラ系3歳以上 C2-2組 900m
九スポ杯 JBC協会協賛
第22回 九州大賞典 サラ系3歳以上 オープン 2500m
オクトーバー特選 サラ系3歳以上 C1-1組 1300m

 

10月25日(日)のメインは九州大賞典。オープン。2500m。11頭立て。
【エアーポケット】前走はソツのない競馬で立ち回り、器用さが加わって成長。4角先頭に立つ場面もあり、③着に敗れたとは言え、好内容だった。
【アルゴセイコウ】7月戦以来のレースとなった前走は、強敵を相手に馬群を割って急接近して連対確保。安定した走りを続けて、本番でも楽しみ。
【グレイトパール】序盤は最後方からレースを進める形になり、徐々にスピードを上げて、直線最内を突いて浮上。昨年の九州大賞典は大楽勝だった。
【アンバラージュ】グランダムジャパン古馬部門で第4位の成績を残した。地元は7月佐賀王冠賞で②着した実力。ステイヤー体型なので、距離適性は高い。
【ゲットワイルド】これまで佐賀コースで連対を外さぬ好成績を残しており、3連勝している近況ぶりである。距離は延びて楽しみ。勢いに注目。
【ウェーブキング】7月戦では有力ゲットワイルドに先着しているように、実力は互角以上の底力がある。持久力の高さに優れており、好調持続している。
西日本ダービーの称号エアーポケットが長距離部門の頂点へ駆け上がる。前走で先着したアルゴセイコウが相手。昨年の勝ち馬グレイトパールが上昇してくる。牝馬トップクラスの実力アンバラージュ。
勢い見逃せないゲットワイルド、ウェーブキングにも注目が集まる。


【5日目】10月31日(土)
五ヶ瀬川賞 サラ系3歳以上 A1・A2 1400m
ハロウィン特選 サラ系3歳以上 C2-1組 1800m

10月31日(土)のメインは五ヶ瀬川賞。A1・A2。1400m。12頭立て。
【ドラゴンゲート】吉野ケ里記念では③着に敗れたものの、それ以前は11連勝を達成した程の絶対王者。休養を経て疲労回復。再び頂点に返り咲くだろう。
【フォークローバー】非常に堅実な成績を残しており、有力ドラゴンゲートとも僅差争いをしていた実力。6月戦以来であるが、実力はトップクラス。
【キングプライド】数々のタイトルを獲得してきた実績はあるが、本来が叩き良化型である。中距離戦への適性が高いので、地力の高さでどこまで。
【ジャングルキッド】自己条件戦では安定した走りを続けており、前走はA1・A2を快勝。徐々に勢力図を拡大しており、実績馬相手に楽しみな1戦。
【ハッピーハッピー】吉野ケ里記念②着している実力があり、牝馬トップクラスの実力を持つ。前走は③着に敗れているが、僅差したもので内容は悪くない。
【カクリョウ】直線不利があって⑧着に後退した前走は度外視でいい。気性が短距離戦向きであり、中距離戦は折り合い次第のところがある。一変があっていい。
中心はドラゴンゲートだろう。相手はフォークローバー、キングプライド。続く勢力ではジャングルキッドがリード。続いてハッピーハッピー、カクリョウ。

(文:全国公営競馬専門紙協会 田中宏信)

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