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【船橋】競馬専門紙記者の重賞予想(1/13 船橋記念 )

船橋 重賞

2022年01月12日レース予想

「底知れない魅力、キモンルビーが重賞初制覇へ」

 真冬の船橋1000メートル重賞。13頭立てでなかなかの好メンバーが揃った。年齢は4歳馬から9歳馬まで、斤量は別定戦で51.5キロから57.5キロと幅があり、枠順、展開、当日の馬場状態なども大きく影響しそう。一筋縄ではいきそうにない。

 キモンルビーは初の重賞挑戦になるが高知在籍時から現在11連勝中で、当地移籍後は10戦無敗の快進撃。何しろ底を見せていないのは魅力。前走の勝ち時計58秒8はここでも優に通用するタイムで、53.5キロの斤量も有利。また、ハナが理想でも番手からも競馬はできる。見劣り感はまったくなく、ここも突破は十分可能とみる。新たなトップスプリンター誕生を期待。

 コパノフィーリングは昨年の習志野きらっとスプリントの勝ち馬であり、船橋の1000メートルでは2戦2勝。この条件なら地力上位の存在といえる。園田、笠松と2戦続けて遠征となって今回は久々の地元戦だが、この中間の調整は順調で状態面に不安は見当たらない。好枠を確保して引き続き森騎手が鞍上。後手を踏まずに流れにさえ乗れれば、まず勝ち負けに。

 カプリフレイバーは昨年の当レース3着馬で、川崎900メートルの第1回川崎スパーキングスプリントの覇者。また、3歳時には優駿スプリントも制していて南関東のトップスプリンターだ。休み明けの前走も完勝だった。渋った馬場は5戦4勝、真島騎手では3戦3勝、馬格があるので57.5キロの斤量も気にならない。特にマイナス材料はなく、ここも重視は当然。

 アドバイザーは昨年の当レース2着馬で習志野きらっとスプリントは0秒8差の4着。追って味があり、流れひとつで出番。アザワクは道営からの移籍緒戦となるが、前走の笠松グランプリでコパノフィーリングと0秒2差の競馬。船橋1000メートルも2度経験していて53.5キロなら互角以上の期待。ベストマッチョは距離がどうかだが実績では一番。古豪の底力警戒。

◎キモンルビー
〇コパノフィーリング
▲カプリフレイバー
△アドバイザー
△アザワク
△ベストマッチョ

(競馬ブック 木村 悟)

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