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【開催見解】第10回名古屋競馬(7/21・23~25)

2014年7月20日

この原稿を書いている段階では19、20日あたりが東海地方の梅雨明けと天気予報士が話していました。その予想が的中するようなら、第10回金シャチ名古屋けいばは夏本番を迎えての開催となりそう。海の日でもある祝日の21日(月)には夏の名物重賞となった第18回名港盃が行われます。降り注ぐ太陽、ダートコースの照り返しも厳しく、人馬ともに大変な季節になりましたが、今開催も暑さが熱さに変わる好勝負をお楽しみください。

 

 では、初日からメイン競走を紹介していきましょう。『第18回 名港盃(SP2)』には金沢から2頭、兵庫から1頭が遠征してきました。暑いさなかの輸送だけに、地元馬以上に当日の体重、気配などには注意したいところです。地元筆頭はピッチシフターでしょう。前走・読売レディス杯は兵庫のエーシンサルサには完敗しましたが、当日は普段以上にイレ込みがあって、若干体力を消耗していた節がありました。地元ならまた違った状態で臨めそう。短距離路線を続けて使ってきたので、折り合いがポイントになりそうです。掛かるといえばボンドストリートやマルカベンチャーも課題を抱えています。1900mだけにスローはみえみえ。ガツンと持っていかれると末脚に破綻をきたす可能性も。その点でズブいぐらいのリバルドホープは不安がないのですが、こちらは発馬が不安定。昨年の3着馬で距離実績も豊富な笠松のエイシンナナツボシ、5歳馬ですが数を使っていない金沢のトウショウバラード、決め手では最右翼の兵庫ブルースイショウも虎視眈々。いずれも金沢、兵庫でリーディング争いを演じている厩舎だけに不気味さがあります。

 

 2日目(23日・水)はAー3a組の『サルビア特別』がメイン。好調コスモアンフォセが主役を務めそう。ただ、エーシンフルハウス、ユーセイクインサーも牝馬らしく体調がハイレベルで安定しており、過去の対戦成績からも互角か。一枚落ちとなるフジノストロングはここらでメドを立てておきたいところ。他ではアイビスティですが、歩様ひと息で順調さを欠くローテが気掛かり。

 

 3日目(24日・木)はAー3b組の『ブルーベリー特別』が組まれています。注目は昨年のダービー2着馬ホウライジェントルが再起を懸けて出走してくることでしょう。万全な乗り込みとは言い難い状況ですが、ポン駆けは苦にしないタイプ。いきなり動いてくる可能性は十分。春の尾張名古屋杯を制したゴールドピューマも人気を集めそうですが、当時の出来にはなく、それはSSS路線に全てを賭けたシンゼンユメノスケ、一頓挫あったサンデンマックスも同様。このように人気馬たちそれぞれが不安を抱えているので、順調なポケットピースやニロティカスにも勝ち負けは可能ではないでしょうか。少頭数でも波乱含みの一戦でしょう。

 

 4日目(25日・金)はC-1組の『さるすべり特別』がメイン。目下連勝中のディアザリアーが人気の中心なのは疑いないところですが、見違えるほど跳びが良くなったスヴァローグ、夏負けと言われ続けながらも崩れをしらないクロスヴァーグも僅差でしょう。穴っぽいところでは距離歓迎で笠松のイナズマデーアか。また、当日には3レースに今年3回目の2歳新馬戦も組まれています。ウォーターモーリス(塚田厩舎)ヒノマルボンド(川西厩舎)と評判の高い馬もここへ向けて調整中です。どんな新星が飛び出してくるか、これも夏競馬の楽しみのひとつではないでしょうか。

 

 

(文:競馬東海 寺澤 正勝)

 

競馬東海

 

 

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