第518回サラブレッドオークション（2024/9/5実施）Pickup Horse
先週JRAの3歳未勝利戦が終了を迎えたことで、今週も3歳馬が大挙出品予定です。中でもフルリール号（牝、父ロードカナロア）、フルハートビート号（牡、父ドレフォン）、タマモポロネーズ号（牝、父クリエイターII）の3頭が注目です。
フルリール号はBCディスタフなど米G1を6勝したジンジャーパンチの孫にあたり、伯母のルージュバックはG2・毎日王冠など重賞4勝、G1・オークス2着馬、また、母の全弟にあたる叔父のポタジェは大阪杯を制したG1ウイナーです。2走前の札幌ダート1700m戦で3着に好走しているように、ダート適性を感じさせていますので、地方競馬でも楽しみな逸材ですし、将来的には良血を活かして、繁殖牝馬としても大きな期待を集めるでしょう。
フルハートビート号は2018年最優秀2歳牝馬ダノンファンタジーの甥にあたる良血馬で、2021年のセレクトセール（当歳）にて2,200万円で取り引きされました。ここまで東京のダート戦と船橋の交流戦で、計3回5着に入っています。母ビートフォーセールは地方競馬へ移籍後、船橋で5馬身差の圧勝劇を演じたことがありましたので、本馬も新天地で適性を示し、素質開花に至る可能性を感じます。
タマモポロネーズ号は現在ダートのオープンで活躍中のタマモロックの半妹にあたり、今年6月の東京ダート1600ｍ戦で上がり1位をマークし、3着に好走した実績を持っています。またその他にもダート戦で4着2回、5着4回と、通算13戦のうち実に7戦で掲示板に載り、ダート適性の高さを大きくアピールしており、即戦力として楽しみな逸材です。
